海上釣り堀は、足場も良く気軽に高級魚が釣れる冬の人気フィールドだが、釣果を伸ばすにはコツが必要。今回はビギナー向けに、海上釣り堀での釣果アップの秘訣を解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
釣果アップの秘訣
釣り堀であっても自然界同様に釣れる時間、釣れない時間がある。海上釣り堀の3大チャンスタイムは①朝一、②マダイ放流タイム、③青物放流タイムとなり、このチャンスにいかに釣るかがポイントとなる。
よくある撃沈パターンとして、朝一の出遅れ、マダイ放流時の仕掛けトラブル、青物放流時のオマツリが挙げられる。海上釣り堀では、釣れる時間に仕掛けを投入していなければ釣果を伸ばすことが難しくなる。
1.朝一
すぐに仕掛けが投入できるように、釣行先の水深が分かるようであれば事前にタナをセットしておき、仕掛けも仕掛け巻きなどに巻いておく。
タナ取りオモリと朝一に使用するエサ(一番信頼している実績のあるエサ)をすぐに出せるようにしておくと、スムーズに開始できる。
たまに自宅でタックルを全てセットし、ロッドケースに入れている人を見るが、運搬中など不意にサオに負荷がかかり穂先などが折れてしまう場合がある。サオが破損すると朝一どころか、一日の釣りが台無しになるのでお勧めしない。
2.マダイ放流タイム
放流前にタナを測り直し、(底から50cm~1m程度)準備を万全にして臨む。タナを浅めにするのは、放流直後は比較的広いタナでアタリが出ること、根掛かりで貴重なチャンスを逃さないようにするために、まずは浅ダナからスタート。反応が減ってきたら徐々に底へタナを調整しよう。
また、ハリをのみ込まれたときは外している時間がもったいない。ハリスを切って新しいものに交換し、手返しをアップさせよう。
3.青物放流タイム
仕掛けのトラブルでバラしてしまうことのないよう準備を万全にし、根掛かり防止のためタナを底から1~2m程度上にセットする。仕掛けを投入したら、自分のウキだけでなく他の人のウキの様子も確認し、他の人に青物がヒットしたらオマツリしないよう速やかに自分の仕掛けを回収する。
青物は1匹上がった後も、イケス内の活性が上がり次々と食ってくることがよくある。トラブルでせっかくのチャンスを失うことがないようにしてほしい。また放流タイムに限ったことではないが、海上釣り堀では常に周りの状況を確認することが非常に大切。
トラブルに巻き込まれないようにすること以外に、釣れている人がどのように釣っているか、どのエサで釣っているかを確認することができるメリットもあることから、ぜひ意識してほしい。
上記の釣果アップのポイントは海上釣り堀攻略の一部だが、ぜひ参考にしていただき、皆さんの釣果アップにつながればと思う。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>