フグ釣りに出かけようと準備をしていると寒波到来。今年は寒い日が多いので様子を見ていると、サオ頭で30尾との釣果が2日間続き、移動性高気圧が日本を覆い風もやんでくるとの予報に、1月31日に愛知県南知多町片名港のおざき丸を訪れた。
右舷大ドモに釣り座を確保
当日の午前5時に受け付けを済ませ、アオヤギを購入して氷を受け取り、船に乗り込んで空いていた右舷大ドモに釣り座を確保。
そして仕掛けの『カットウボトムシンカーWアーム/ヤマワ産業』をセットした。
このころから自称・カットウマンが続々と船に乗り込んで満船となり、定刻の午前6時30分に片名港を出船して、航程30分でポイントの中ノ瀬に到着した。
当日は晴天で、強風で三角波が立って波高1.5m。
内湾でも大荒れで最悪のコンディション。
船べりに体を預けていないと飛ばされそうだ。
船長から、「水深24m。根掛かりに注意して、準備できた人から始めてください」との合図で一斉投入となった。
ラインが安定せずに強風と大潮の下げ潮で、二枚潮でオマツリが続出。
アワセも空を切る感じだが、それでもノーマルサイズのショウサイフグが掛かって一安心だ。
30分後にもショウサイフグが掛かり、最悪のコンディションでもフグは元気。
その30分後にはオコゼが上がり、「刺し身は絶品」だと船長が教えてくれた。
ポイントを移動
午前9時30分ごろにポイント移動すると、ヒガンフグに続いてショウサイフグも掛かってヤル気モード。
集中して攻めていると右腕が止められる抵抗でマゴチ、10時ごろに小型のマダコも掛かり、数は上がらないがにぎやかになってきた。
移動したが沈黙が続き、ショウサイフグとヒガンフグを掛けてから沖上がり。
当日の釣果はショウサイフグ3尾、ヒガンフグ3尾、オコゼ22cm1尾、マゴチ1尾、マダコ1尾。
サオ頭は成田名人が12尾で、キロアップが2尾。
さすが名人だ。
夜はオコゼ料理に初挑戦。
船長が白身でうまいと言っていたので、薄作りにしてポン酢で食べたら「うまい」の一言。
胃袋のコリコリ感、肝と薄皮の珍味も最高だった。
マゴチはこれまでは刺し身にして食べていたのだが、今回は鍋物にしてみると、身がホクホクで冬にはいいかも。
マダコはタコ焼き用に冷凍保存、フグは妻の友達がフグ鍋にするとか。
厳しい寒さが続くが、フグは産卵に向けてドンドン重くなってビッグになる。
また、根魚のおまけが付くかも。
伊良湖沖へゴーだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・大橋浩/TSURINEWS編>