厳寒期にも関わらずホットなシーバス情報が舞い込んだ。ナイトゲームで連日のように良型が釣れているとのこと。早速パトロールに出動。1月19日の夕方から、三重県津市にあるJFEテトラ帯へと車を走らせた。
早速キャスト開始
早速タックルを準備し、寒風吹きつけるなか、キャストを開始する。
海面はざわつき、風は向かい風。
釣り人にとっては、決して釣りやすい状況ではない。
まずは表層を意識する個体に狙いを絞り、8cmサイズのややボディー形状に膨らみのあるルアーをチョイスした。
ルアーシルエットを大きくし、波立つ海面でもその存在をアピールする。
また巻きスピードは、穂先にルアーの重みが感じられるスピードを意識。
ルアーが海面から飛び出すことなくしっかり泳がせることで、シーバスの捕食意欲にスイッチを入れる作戦だ。
夕マヅメに突入!
辺りもすっかり暗くなり、夕マヅメのゴールデンタイムに突入。
いよいよこれからだと思ったその時であった。
コツッ、コツッと手元に繊細なアタリが伝わる。
グッと体に力が入ったものの、そのような弱々しいアタリでは、アワセを入れるほどの明確なタイミングがない。
しかし、これは確実に魚が動きだした合図だ。
すると、そこから同じようなアタリが頻発。
「なぜ掛からない?」と徐々に私の中でハリ掛かりしないもどかしさが出てきた。
しかし、このような場合はどう考えるかだ。
私は「惜しい」ではなく、「何かが違う」と思うようにしている。
そこでルアーチェンジ。
ルアーは細身のフローティングタイプの10cm。
カラーもシルエットのぼけるクリアーカラーと対照的な選択とした。
すると、答えは早かった
1投目からガツンッ!今度は手元までしっかり重みが伝わり、ハリ掛かりに成功。
バシャバシャッと豪快なジャンプの後にキャッチしたのは45cmクラスだ。
ビッグサイズとはいかなかったが、考えて獲った納得の1匹となった。
そして、ここからというところで残念ながら潮止まり。
アタリが遠のいたため納竿とした。
今後は湾口で産卵を終えた大型の個体が戻ってくるだけでなく、バチ抜けなど海がにぎやかになってくる。
防寒対策をしっかりして、冬のシーバスフィッシングを楽しんでみてはいかがだろう。
<週刊つりニュース中部版 APC・橋本広基/TSURINEWS編>
伊勢自動車道・久居IC下車、国道165を東進し国道23を越えてローソンの交差点を左折。