11月18日(月)、内房勝山の庄幸丸にワラサ狙いで出かけた。前半はアタリがあってもスッポ抜けが連発。後半になんとか84cm5.1kgを手中にすることができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース 関東版 APC・木津光永)
庄幸丸でコマセワラサ
6時、出船1時間前に庄幸丸船着場に到着すると庄司剛・大船長と徳勝船長が船着場にて先着の釣り人の応対中。
出船30分前に女将が到着し、乗船手続きを行って私は徳勝船長の指示で第三庄幸丸の左舷トモに座った。
この日の釣り人は私以外に4人、左舷が前に小野さん、トモに私、右舷が前に西田さん、胴の間に丸山さん、トモに常連の菊地さんという布陣。定刻の6時に出港すると20分ほど南下して大房岬沖の水深85m前後の釣場に到着。
当日のタックルと釣り方
船長から「タナは75m。81mまで沈めて上へ上へとコマセをまいて、指示ダナでアタリを待ってください。1、2分待ってアタリがなかったら回収してエサのチェックとコマセを入れ替えてください。アジのアタリがあったら竿を水平にして、ワラサが食いつくのを待ってください。食いついても直ぐにアワせるとエサを離してしまうので竿が曲がるのを待ってから巻き上げてください」と投入の合図があり、私はマダイも意識した6号9mの自作仕掛けを2.5mm径1.5mのクッションゴムを介して投入。
カゴを指示ダナに合わせるとミチイトは最初右舷方向に傾いたが、1分ほどで垂直に立った。
天候は曇りから小雨。微弱な南西風で海面は波高1m以下のナギ。潮は澄んだ青緑色で右舷方向へ速い流れ。
開始3分、仕掛けを回収してみるとエサがエサ取りにかじられ、コマセ残りは2分。ここにコマセを追加して2投目。
アタリがあるもノらず
タナを取ってから30秒ほど経過したところで竿先を引っ張る小さなアタリが続くと、竿全体を引ったくる大きなアタリ。しかし、竿先は一瞬で元に戻り、掛かった魚は消えてしまった。
潮が速いので船はひと流し10分ほどで再投入の合図。二流し目、船中では30cm級アジが3人に掛ったが、私は35cm級サバ。これをオマツリ防止のため素早く巻き上げて抜き上げる。
船中3kg級マダイやワラサ
右舷胴の間ではワラサらしきヒットがあったがあと少しのところでバラシ。三流し目、背後でタモが動くと、右舷トモの菊地さんが3kg級マダイをゲット。なんと「今年91尾目」とのこと。同氏は四流し目には3kg級ワラサを上げた。
活性はすこぶる高く、私の竿にもアジらしきアタリ。だが再び大きなアタリがきて一瞬で竿が戻ってしまった。
常連の菊地さんは「アジが大きいので小さいワラサだと、なかなかハリ掛りしないんだよ」と言っていた。
カンパチや8kgブリなども顔見せ
五流し目には左舷前でもヒット。釣り上げられたのは美味しそうな1.5kgカンパチ。
同流しでは右舷胴の間で二度目。船長は「ハリがスッポ抜けた」と悔しそう。
8時ごろに雨が上がると、右舷トモの菊地さんが6kgブリに続いて、泳がせ仕掛けで8kg級を仕留めた。
この間、私は根掛かりでミチイトが高切れ。船長からハリスの長さを指摘され、仕掛けを作り直していると、菊地さんから「このハリを使ってみなよ」と「カモシ釣りスペシャルZ12号」をいただき、さっそく7号6mのハリスに結ぶ。
9時半、船は沖へ1kgほど移動。青空が広がり、いい気分で釣りをしていると、私の置き竿に鋭いアタリがあり、30cm級カイワリ。
もらったハリの効果を実感していると、次の流しでは本日3度目のアジが掛かったアタリ。その後に、もやもやとしたゆるいアタリが長引くと、徐々に竿先が大きく曲がる。
「ついに掛かった」と竿を持ち、大きなアワセから電動中速で巻き上げ。ドラグが滑り、2~3分かけて巻き上げると、大きな魚が海面に見えた。
私がハリスをたぐると、船長がタモを持ちスタンバイ。「魚がタモに入ったらハリスをゆるめて」とアドバイスがあり、後検84cm5.1kgがタモに納まった。
次の流しでも大きなアタリを捉えたがアワセの間もなくハリス切れ。大ダイの仕業か、右舷トモでも同じようなハリス切れがあった。
マダイやワラサが最後までヒットし納竿
10時半、潮が緩み、右舷トモで1.5キロマダイ、5kgワラサが上がるが、私にはサバの攻撃のみ。
昼には右舷胴の間の丸山さんに4kg級本命、右舷前の西田さんには2kg級マダイ。
船長から「最後の流しにします」と合図があってからもアタリは2人に集中。ダブルヒットで、丸山さんが5kg級ワラサ、西田さんが2.5kg級マダイを上げたところで南から10m以上の風が吹いてたので、13時に沖上がり。