朝方まで降っていた雨が止み、晴れ間が広がった11月24日(日)、清水港の人気釣りポイントである江尻埠頭へクロダイ狙いのフカセ釣行をした。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
江尻埠頭でフカセ釣り
今回フカセ釣行した江尻埠頭は、JR東海道線清水駅の東口(みなと口)や東名高速道路の清水ICからアクセス抜群な人気ポイントだ。清水港では、珍しく釣り場に車を横付けが可能。
足場も良く、ちょい投げやサビキ釣りなどのファミリーフィッシングにもおすすめのポイントだ。季節によっては、アジやサバの回遊があったりスズキ(シーバス)やクロダイのような大物も潜んでいたりすることから様々な釣りが楽しめる。
当日の状況は「水潮」
釣行日の11月24日の天気は晴れで、波や風も無く穏やか。しかし、前日まで降った雨の影響で水潮になっており、それに伴い水温の低下も懸念される。厳しい釣りを強いられそうだ。
ちなみに水潮とは、雨や河川からの淡水の流入などによって海水の塩分濃度が下がった状態を指す。冷たい淡水が流れ込むことで、水温が下がってしまうこともある。水温や塩分濃度の急激な変化は、魚の活性を大きく左右するので厳しい釣りになることが多い。
当日のタックルとエサ
当日のエサは、まきエサがクロダイ用集魚材4kgにオキアミ2kg。さしエサは、ハードオキアミと黄色の練りエサ。
二枚潮への対策
10時頃からゆっくりと準備。釣り開始前に少量コマセを撒いて状況を把握していく。当日の状況は、水潮の影響で上層は左に流れるが、本命の下層の潮は真逆の右へ流れていく二枚潮だ。
上層の流れに仕掛けが取られないよう、00のウキで沈めて突破する作戦で実釣を開始した。張りすぎず、緩めすぎずを意識して底近くをゆっくり流していく。
2投目で48cmクロダイ手中!
2投目に違和感を感知するも食いが渋い様子で、アタリがハッキリとしない。しばらく待っていると、穂先が少し入ったのでアワせるとズンズンと重々しい引きが伝わってくる。
久しぶりに味わうクロダイの引きをじっくりと楽しんでネットイン。筋肉質で風格のある本命48cmを仕留めることができた。
アタリあるもアワセ失敗
幸先良く1匹をキャッチしたものの、その後は小型のヘダイがたまに掛かるのみ。それでも諦めずコマセを一定のテンポで撒き、本命からのアタリを待った。まきエサと仕掛けが上手く同調したところで、久しぶりのアタリ。
しかし水温低下の影響か、食いがかなり渋く本アタリがでず、アワせられない。一応アワせてみるものの、痛恨のスッポ抜け。厳しい状況の中、久しぶりのアタリだったこともあり、これは悔やまれる。