エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要

エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要

各社から発売されているルアーやエギには、さまざまなカラーが存在する。よく釣れるカラー、釣れないカラーなんてあるのか・・・。そんな疑問を抱いて10年以上、試してきた私なりのエギ&タイラバのカラー考察を紹介してみよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・賀川正志)

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絶対的に釣れるカラーは存在する?

ルアーフィッシングにおいて、「効果的なルアーのカラーは?」と良く聞かれるが、その時々により選択はかわってくると思っているし、自然相手なので「これが良いです」とは言い切れない。

「そんなの分かれば漁師になります」と冗談気味に答えている。ただ、自分の中では、ある程度のセレクトがあり、今までの経験から来るチョイス方法もある。

ルアーといっても、いろいろな物があり、狙う魚種、水深、水の透明度、日中、夜間などそれぞれの状況に応じて使うカラーの傾向はかわってくる。それも絶対ではなく、「そうではないか・・・」と思う、私の考え方である。

アオリ狙いのエギング場合

今回は私の好きなエギ、タイラバをテーマにカラーの選択基準を解説してみたい。ただし、市販されているだけで既成品のカラーの成否を問うものではなく、あくまで個人の考え方としてとらえていただきたい。

さて、皆さんはエギを購入する時、何を基準に決めているだろうか?10数年前の私は、背にはオレンジ、ピンク、茶色にテープは赤、金、マーブルなどを好んで使っていた。

日中の釣行で何十色と現場に持っていっては試すことで、釣れ具合から反応が良い物と悪い物があることが分かった(もちろん、天候、水温、季節などにより、その釣行時に合ってなかったのかは定かではないが・・・ )。その後、パターンに合わせて、いろいろなカラーを使う機会が増えてきた。

アオリイカは色の視覚を欠くとされているが、一方で濃淡やコントラスト、青緑色は認識しているとも言われている。でもそれだけか?

アオリイカは、濃淡やコントラスト、青緑色以外にも、夜間では下地の色の違い、グローもボヤッとした発光、その上ニオイにも興味を示す。それは新月、満月、常夜灯などにより若干の違いはあるものの、興味を示す度合いは、どれも大してかわらないと思っている。

釣れないカラーを探せ

日中のボートでのキャスティングでは、カラーの違いが感じられた。機動力のあるボートでの釣りは、反応がなければ移動の繰り返し。いつもサラ場を攻めるのが基本だ。反応が良い個体を釣り、移動で数を稼ぐのが持ち前である。

これでは見せたもの勝ちで、同じぐらいの力量の釣り人が数人で釣りをすれば余り差が付かない。これで差が出るのは風上か風下かで誘いやすい、釣りやすいの差だろう。

ベイト付きのアオリの大群に何度か遭遇した。数がキープできれば釣れないカラーを探しはじめた。

そこで見えてきたのは、今まで反応が悪いのは、カラーの違いが大きいと言う点だ。なぜこの色がいいのか?同じ色なのに、このエギには反応が薄いのか?と、思っていた時に、ふとワームの色を思いだした。釣れていたエギは蛍光色または、白の布はボヤ~ッとした発光カラーが多かったからだ。

蛍光色の有無に注目

グローの蓄光の強弱である。製造過程で出る微妙な配合。ブラックライトで各カラーを検証すると同じ製品でも光り方が違えば、人の目に映る色もかわってくる。

エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要腹の白い部分に注目(提供:WEBライター・賀川正志)

製造過程での塗料に含まれる蛍光色、布が光るのは漂白発光剤だそう。今では、私の中では、蛍光色が重要なカラーになっている。

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