エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要

エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要

各社から発売されているルアーやエギには、さまざまなカラーが存在する。よく釣れるカラー、釣れないカラーなんてあるのか・・・。そんな疑問を抱いて10年以上、試してきた私なりのエギ&タイラバのカラー考察を紹介してみよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・賀川正志)

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タイラバのネクタイの場合

これに似たのがタイラバのネクタイ。いつもお世話になっている船長が「赤のネクタイがいいですよ」と言ったので、用意していくが釣れない。船長は釣れるのに・・・。楕円形のカーリーだと言うので真似をするが、やはりダメ。

これには、何人もの釣友もクビを傾げる。なぜ?どうしてダメなのか帰りに一つ頂き、持ち帰って検証。結果は、船長の使っていた「よく釣れるネクタイ」もブラックライトに強く反応する蛍光色が入っていた。イカと同じか!?

エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要同じオレンジでも反応が違う(提供:WEBライター・賀川正志)

紫外線の量に左右される?

これを突き詰めていくと どちらも良く釣れる条件が分かってきた。それは紫外線に反応する蛍光色成分の濃さである。特に太陽光が強い時と澄み潮。そう、紫外線の量がかわってくるのだ。今まで気が付かなかったのは、肉眼では分からない発光のためだった。

エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要通常のライトをエギに当てる(提供:WEBライター・賀川正志)

人間には、違いが分かりにくいが、水の中でアオリイカや魚にはアピール力が高いのだろう。雨だと釣果が落ちるというのは曇りも同じ。要するに日中のローライトな状況が原因だ。これがはっきりしたのは太陽が出て光が差し込むとアタリが出だすところ。ただし、有効な水深は40m前後までのようだ。

太陽の角度も関係しているのか、夕暮れなど太陽光と水面に角度がつきだすと、光(紫外線)がはじかれるからか、波長が長いとされている赤色が良くなる。それは蛍光色の濃淡の違いなのかはさだかではない。

新しい発見は引き出しを増やす。

そうして私の経験として生かされている知識は、人の目で見た色に惑わされない事。同じ赤やオレンジに見えても、実は紫外線が当たった時に反応の強弱がある。状況によって、強い反応色が良い時と悪い時があるのだが、あくまでも通常の明かりの下で人が見ても違いが分からないという事。それを認識しながら釣ると、自ずと釣果に反映されてくるハズだ。

エギ&タイラバのネクタイの『カラー』を考察 蛍光色と紫外線が重要同じブラックライト照射でも光り方が違う(提供:WEBライター・賀川正志)

こんな、経験から蛍光色の濃淡の違いなど、仲間内で様々な色を検証しながら釣行している。色に対してはどれか正解かは、明確には分からないが、同じ時間、同じ製品の各カラーを個別に使って弾きだした答えである。新たな状況があれば、自分の傾向に上書きでき、さらに引き出しを増やす事になる。

<賀川正志/TSURINEWS・WEBライター>