秋の風物詩『マイワシ』サビキ釣り堪能 手返しの速さがキモ【二見港】

秋の風物詩『マイワシ』サビキ釣り堪能 手返しの速さがキモ【二見港】

11月8日に、明石二見港の秋の名物とも言えるマイワシを狙いに、サビキ釣りに出かけました。釣り方の基本や、釣れたサカナの下処理法も含めてレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山 明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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釣行当日の様子

11月8日は午前7時に釣り場へ入りました。釣れ始めるのは、もう少し陽が高くなってからですが、平日とは思えない盛況な釣り場で、お気に入りの場所で準備をします。

潮の干満にもよりますが、当日は、8時過ぎに群れが来るはずです。まずは、準備をしてじっと群れを待ちます。群れは、水族館で見るような大きなひとつの塊のようになって見事に現れます。

この日は、早朝に1回目の群れがあり、早朝に釣果を上げた釣り人もいました。

群れ到来&食い気スイッチオン!

8時を過ぎると群れが少しずつ見えてきました。しかし、まだ泳いでいるだけの群れで、食い気のスイッチが入っていないので、まきエサに反応を示しません。群れが来るたびに軽くまきエサをします。これが段々とスイッチが入るきっかけになるはずです。

釣り人が多いほど、まきエサも効いてくるので、共同作業みたいなものです。海面に、まきエサを食うバシャッという音を合図にイワシ釣りの始まりです。

秋の風物詩『マイワシ』サビキ釣り堪能 手返しの速さがキモ【二見港】イワシが釣れはじめた(提供:WEBライター・丸山 明)

それまでおしゃべりをしていた釣り人が無口になり、静寂の釣り場になります。夢中になる時間です。まきエサを群れの上に軽くまくと、一気に寄ってくるので、そこでサビキを食わせます。あとは、この繰り返しで釣っていきます。

釣果を伸ばすコツ

手返しの速さが釣果を決めます。ここから1時間強、一生懸命に釣ります。まきエサは、少な目を何回もまくことが基本です。量は少なく回数を増やしていきます。

20cm級の良型が釣れると、その引きはイワシとは思えない痛快なものです。追い食いは考えず、1匹かかれば即釣り上げていきます。

これは、暴れて仕掛けが絡むのを防ぐのと、釣果を上げるには、とにかく手返しの速さが肝だからです。もし追い食いを待つならば、サッとまきエサを打って足止めをしておくのが釣果を伸ばすこつです。

最終釣果

秋の風物詩『マイワシ』サビキ釣り堪能 手返しの速さがキモ【二見港】最終釣果(提供:WEBライター・丸山 明)

とにかく、食べたい一心で釣り続けても9時半を回ったくらいから群れが小さくなっていき、釣れる数も少なくなりました。10時にはピタッと釣れなくなりました。夕方まで釣ると、同じような群れがあと2回くらい来るかもしれません。

当日は、約40匹の釣果を得られたので、納竿としました。先日は60匹を超えましたが、今日は良型が多いので、重量は同じくらいでしょう。

釣り場で下処理がオススメ

たっぷりと脂がのって丸々としたマイワシ。晩ご飯は、刺身、寿司、煮つけ、フライ、酢じめと多彩な料理に変身をしてくれ、堪能しました。

50匹前後だと、家族で2日間で食べきってしまうので、また釣りに行きたくなります。

イワシは、鱗が多いので釣り場で下ごしらえをすると、帰宅後が楽です。海水を汲んで、洗って鱗を取り、頭を取って腹をさけば下処理の完了です。100均のキッチンバサミを使えば、それほど手間がかかりません。これは、絶対にお勧めです。

秋の風物詩『マイワシ』サビキ釣り堪能 手返しの速さがキモ【二見港】下処理をすれば帰宅後が楽(提供:WEBライター・丸山 明)

2Lのペットボトルに水を入れて持参すると、最後の手洗いが気持ち良いです。釣り座の周囲はアミエビと鱗で汚れていますので、海水できれいに流して帰るのも忘れないようにしてください。

<丸山 明/TSURINEWS・WEBライター>