1月7日、もうそろそろクロダイが釣れだすころだと思い、浜名湖・舞阪漁港の網干し場に単独で釣行した。
強風の中、実釣開始
天気予報は晴れだが、北西の爆風が吹く予報。
釣り人は少ないだろうと思ったが、夜明けとともに釣り人が次々と現れて相変わらずの盛況ぶり。
釣果情報はなかったが釣れているのだろうか。
まきエサと仕掛けを準備し、午前6時半ごろから釣りをスタートした。
潮は左から右に流れており、さらに左からの強風で釣りづらい状況。
狙うタナは底付近なので、仕掛けを投入して底潮の具合をチェックする。
海面から1ヒロぐらいは右に流れているが、底潮はほぼ動いていない。
このポイントは沖を流れる上げ潮による反転流を釣るので、時間の経過とともに変化する潮に対応しなければ釣果に結びつかない難しさがある。
ウキは『瞬黒0~00/釣研』を使い、潮に合わせて浮かせたり沈めたりして状況を探る。
さしエサは時々取られるが、フグとカサゴがアタってくる程度でエサ取りは気にならない。
だが本命らしいアタリもないので攻め方の方針が決まらない。
さらに強風が冷たすぎて、指がかじかみハリを結べなくて悪戦苦闘。
10分かかってようやく結ぶと、今度はオキアミをハリに刺すのに四苦八苦する始末。
この日はグローブをしないで素手で釣っていたので、完全に指がまひしてしまったようだ。
こんな状態だとさすがに集中力が途切れがちになり、単調な攻めになってアタリが出ない時間が長く続いた。
少し風も弱くなり気温も上昇
午前10時ごろになると若干気温が上がったのか指が動くようになり、風も少し弱くなって釣りやすくなった。
このタイミングで釣らないとボウズかも……。
集中してさしエサとまきエサを合わせる努力をしていくと、10時半ごろやっとアタリが出た。
仕掛けを投入、なじんだころにイトを張り、ウキが沈んで海面下1mほどでホバーリングするように操作して待っていると、サオ先にコツンと前アタリが出た。
少し待ってからゆっくりミチイトを張っていくと一気に走りだし、サオを立てるとドスンと胴に乗る手応え。
久しぶりの気持ちのいい引きを見せてくれたのは40cmジャストのクロダイだった。
今がチャンスだと再投入すると、足元に速くおっつけてくる当て潮に変わっていて万事休す。
この後は正午まで頑張ってみたが、フグが釣れてきただけで納竿を迎えてしまった。
今年は釣れだしが遅いようだが、周りでは4、5匹の釣果を上げた人もちらほらいたので、やっと楽しめるシーズンに突入したと言っていいだろう。
次回はちゃんとグローブを着用し、防寒対策をしっかりしてリベンジマッチに臨みたい。
<週刊つりニュース中部版 APC・三重グレ研・濱田晃行/TSURINEWS編>
国道1号線の馬郡IC~舞阪漁港方面へ。