各地で釣果上昇中のヤリイカ。場所によって出船形態や釣況はさまざま。
概況
茨城鹿島では幸栄丸で1月12日に2~49尾、清栄丸では8日8~35尾、不動丸では11日5~32尾、長岡丸では11日12~22尾、豊丸では12日トップ26尾。
外房・勝浦川津の喜美丸では7日、フラッシャーサビキで狙う脂乗り抜群の寒サバとのリレーでトップ8尾に良型サバの土産多数。
南房の伊戸の保坂丸では7日、白浜沖などを狙い11~20尾。
この日はイカ泳がせ釣りがメーンでブリ船中4尾。
端物狙いも面白い。
小湊では7日、大栄丸で8~18尾。
内房では勝山などから出船中。
利八丸では6日6~23尾。
東京湾では、浦安・吉野屋で11日14~46尾、金沢八景・一之瀬丸ではいい日20~86尾。
相模湾では江の島沖、沖の瀬など広範囲で釣果がでており、いい日10~40尾程度。
水深150~180m。
深くて200から260m。
長井の儀兵衛丸では、1月8日、スルメが多く9~34尾。
7日はヤリで1~18尾。
静岡駿河湾の石花海(せのうみ)は絶好のポイントで有名。
8日、土肥のとび島丸では14~62尾。
6日、清水のシンセイ丸ではジャンボ狙いでいい人50cm級20尾。
タックル・仕掛け
地域ごとで狙う水深やオモリ号数が変わるので、釣行前に必ず確認する。
プラヅノにも注意が必要。
ジャンボサイズの多い静岡ではダブルカンナが必須。
また、スルメイカを狙うような場合は18cmを忘れずに。
【アイテム】
特に歯ブラシは忘れずに持参したい。
ツノやカンナにイカのスミが付着すると、乗りが悪くなる。
投入毎にチェックしてきれいに取りのぞくのに最適。
釣り方
素早い投入が行えるように、図を参照に釣り座をセッティング。
開始の合図とともにオモリを潮上に投入。
着底直後や直前に乗ることが多いので、投入中は特に注意。
着底したらイトフケを取り、ソフトに聞き上げる。
高活性時は、ここで数尾乗る「着乗り」が多い。
強いシャクリだと、せっかく着乗りしても足切れしてしまうことがあるので注意しよう。
乗らなければ、50cm~1m刻みで指示ダナ上限(通常底から10m前後)までシャクって誘い、再び底まで落として誘う。
シャクリは優しくソフトに行い、シャクリとシャクリの間にはポーズを入れることが大切。
乗りが悪くなったら仕掛けを数十m一気に巻き上げ、イカの視界から仕掛けを消して落とし直す〝巻き落とし〟でチャンスを積極的に演出することも一手。
乗ったらイトのテンションを緩めず、一定の速度で巻き上げる。
取り込みは、イカを1尾ずつ船内へ入れて外しながら、落ち着いて1回ずつ確実に投入器に仕掛けを戻し次投に備える。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>