オキアミは、現代のエサ釣りには欠かせないエサだ。まきエサになる事も多ければ、さしエサにも使う。しかし、実は対象魚によったり、状況によってほんの刺し方の違いで釣果が大きくかわるのもオキアミ。あなたは何種類の刺し方を知っていますか?
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)
4、むき身での刺し方
魚の食いや活性は、釣り人の想像以上にセンシティブだ。オキアミの殻が柔らかいと言っても、それすら嫌う場合がある。そんな時に硬い殻を全て取ってしまったむき身で釣る事がある。
エサ取りなどが居れば、瞬時に取られてしまい釣りにならない事もあるが、何らかの原因で極端に活性が下がった時には、ぜひ試していただきたい。ただし殻がない分、全体が柔らかいのでハリにキープするため、仕掛けの投入などは、いつも以上に優しくする必要がある。
極端な活性低下時に有効
定番の刺し方でオキアミを使っていて、まったくアタリがないのに、むき身にした途端入れ食いになった経験も多々ある。特に水温が低下してくる厳寒期のグレ釣りなどでは多用される。
むき身にした状態で、少しハリ持ちをよくするために、エサの身を締める釣りエサ用の添加材(粉や液体)を使用する人もいる。
オキアミしか持って居らず、エサを変更する事ができない状況やターゲットがオキアミエサのみである場合などには、その刺し方を工夫する事で、状況を打破して釣果をアップさせる事もできる。
刺し方を工夫するだけなので、思い立ったらすぐに試せることが、手間いらずで便利な点だろう。それだけで釣果が変わってくるので、ぜ是非お試しを!
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>