最近は毎週末シケで、いよいよ冬本番になってきたような感じだ。12月2日、若潮。北九州市門司区・大里港から出船している祥季丸からの釣行レポートだ。
表層から20mぐらいまでのシイラに注意
当日はナギの予報にて、無事に午前6時30分に出港した。
満潮からの下げ潮に期待する。
目指す響灘まで1時間30分ほどの航行。
しかし予報は外れ、シケ模様だ。
実は私、前日にタックルの準備をしている際に少し腰を痛めてしまい、釣り場まではキャビンのベッドでゆっくり寝て、釣りに挑んだ。
8時に釣り場に到着。
船長がパラシュートアンカーを入れると、潮は動いているようだ。
水深70mで、船長の話によると、今この海域では表層から20mぐらいまでシイラが回遊しているそうだ。
なので「重めのタイラバ100gぐらいでズドンと一気に落とし、シイラの居る層をかわして釣りをしてください」とのこと。
もちろん巻き上げるときもボトムから30mぐらいまでは通常のリトリーブスピード、その上のレンジは一気に高速で回収しないとシイラの餌食となる。
偏光グラスをかけて海中をのぞくと、確かにシイラを数尾確認できた。
本命続々お目見え
釣り開始。
早速、船長のタイラバがシイラの餌食となった。
左舷側のエビラバで狙っていた同船者に3kgクラスのマダイがきた。
その約1時間後、左舷側で釣っていた船長の奥さんのタイラバに見事な4kgジャスト!着底後すぐにアタって、まったく巻けなかったそうだ。
ヒットルアーは『スルメデス/JACKALL』
最近、船長オススメのタイラバビックベイトで、一発大物狙いにぜひ試してみてほしいとのこと。
奥さんはその後、アマダイもキャッチ。
恐るべしスルメデスと実感させられた2尾だった。
これからは私もスルメデスをタックルボックスに忍ばせておきたいと思った。
後半戦スタート
正午から腰を休めようと30分ほどキャビンで横になり、後半戦に挑んだ。
下げ潮に入っているはずだが、まったく潮が動かない。
風も止まった。
船長がパラシュートアンカーを上げた。
「ドテラ流しに替えますのでタイラバを重めに替えてください」とのこと。
ヘッドをチェンジし、腰にも気合を入れたが、時すでに遅し……納竿の午後2時30分を迎えた。
全体釣果は、2~4kgクラスと食べ頃サイズで、数はでなかった。
私の釣果は、マダイ1kg、大型ホウボウ、イトヨリ、チダイ、そんな結果に終わった。
これからはタックルボックスにコルセットを入れておこうと決めた。
次回は万全な体調管理でリベンジだ。
これからの極寒季、価値ある1尾を求めて来年もマダイを追いかけていきたい。
<週刊つりニュース西部版 APC・吉川徹/TSURINEWS編>
祥季丸