秋の野釣り47cm巨大ヘラブナ手中 40cm超が連発【上津ダム】

秋の野釣り47cm巨大ヘラブナ手中 40cm超が連発【上津ダム】

9月30日、10月1日の私の連休を利用して、奈良県山添村の上津ダムへ単独で釣行した。両日とも尺半級の良型ヘラがコンスタントにサオを曲げてくれ、秋の野釣りを満喫することができた。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・久保一美)

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

9月30日はすずの橋付近で良型4匹

9月30日は午前5時30分に現地に到着したが、好ポイントはサオの放列。仕方なく上流の「すずの橋」の1人ポイントに入釣した。ここは水面から釣り台まで1mと高く、水をくむのも大変だが、とりあえず釣り台をセットして17尺を出すことにした。

エサはマッシュベースで、タナ2本(約2m)からスタートすると、ボウル2杯目でヘラの気配があり、午前中41cmと42cmが釣れた。

後半はスレが多く、上層のコイに掛かってハリス切れなどもあったが、16時ごろの時合いに44、46cmを追加して納竿した。

秋の野釣り47cm巨大ヘラブナ手中 40cm超が連発【上津ダム】釣り場風景(提供:WEBライター・久保一美)

1日もすずの橋付近へ

翌10月1日も同じ場所へ。前日の反省点を踏まえて仕掛けやエサを一工夫して臨んだ。

サオは17尺、ミチイト1.5号、ハリス0.8号は同じだが、上バリをサイト15号、下バリをセッサ9号とした。エサはマッシュ400cc、マッシュダンゴ200cc、藻べら200cc、水200ccで開始した。

秋の野釣り47cm巨大ヘラブナ手中 40cm超が連発【上津ダム】当日のタックル(作図:WEBライター・久保一美)

前日もそうであったが、ジャミアタリが皆無だ。それならと、タナも1本浅くしてまずは十分なエサを打ったところ、約30分後に早くもヘラの気配らしく、ウキの横でしっかりした泡づけも出始めた。

午前7時過ぎ、カチッと2節押さえたが、乗らない。そこで手水でエサを調整して打ち、ウキをなじませた。すると、2節ほど返った直後に力強く入った。

一気に沖へ走るのを必死にため、タモへ導く。すぐ40cm級の腹パンと分かったが、引き上げる際にタモが抜けないか心配になるほどの重量感だった。しかも、掛かり場は狭く、身動きが取れない状態だ。1匹目は尺半上(45cm以上)ではなかったが、43cmの腹パンベラだった。

2匹目は10分後にこれは落ち込みで44cm、続いて42、41.5cmとすべて40上の良型揃いの連発!

ずっしりと重い47cm超もヒット

そして9時前、やはり落ち込みで3節ほど押さえられた。左右に走られたが、何とかタモへ。引き上げる際はずっしりと重く、検寸するとこの日の最長寸(47.2cmの腹パン)であったことから、釣り台に置き、記念撮影。50cmまであと3cmかと思いながらリリースした。

秋の野釣り47cm巨大ヘラブナ手中 40cm超が連発【上津ダム】最長寸の47cm(提供:WEBライター・久保一美)

その後も42~45.8cmまで6匹の釣果で昼食タイムとした。

後半、開始早々にスレが多発したことから、エサを巨ベラ400cc、新べらグルテン200cc、水400ccを試した。結果的にスレもなく3匹目の尺半級と43、44cmと良型連発にうっとり。

夕方の好時合いに期待したが、16時前ごろから雷、そして雨という最悪のコンディションで、納竿を余儀なくされた。

狙い方&注意点

この日の釣りの要点は、夜明け前に入釣してモジりを確認、なるべく水深のあるポイントで水通しのいいところへ入釣、早朝のヘラはタナ2本(約2m)までを狙うという3点であった。

仕掛けとエサについては、ミチイトは1.5号以上、ハリス0.8号以上で、ポイントにもよるが、アタリが遠い場合はハリスの長さを上50cm、下70cmと長くする、サオもポイントによるが、15尺~21尺と揃えたい。また、ジャミも少なかったことから、マッシュのみならず両ダンゴでも十分狙えるだろう。

上津ダムでは稀に50cm級も確認されており、水深のあるポイントでは巨ベラの可能性は十分ある。

<久保一美/TSURINEWS・WEBライター>

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