8回目を迎えるヘラブナ釣り大会「チャレンジカップHERA」が、今年も奈良県宇陀市の室生ダムで開催される。この大会は「釣り人の手で良い釣り場を」をキーワードに開催されており、毎年60人前後の参加者が室生ダムを訪れる。今年の開催日は11月3日(日)に決定した。
清掃活動と放流活動で釣り場に貢献
チャレンジカップでは「釣り人の手で良い釣り場を」のキーワードの元、日本釣り振興会の企画である「水辺感謝の日 全国一斉・清掃デー」を併行して開催する。
そして大会で出た収益分については、開催場所である室生ダムの漁業組合に寄付され、年末には養魚場からヘラブナが放流される。「清掃活動」と「放流活動」という形で釣り場に貢献する。まさに、釣り人がフィールドを守るための大会になっている。
また、近年では珍しく多くの釣具店や釣り具メーカーをはじめ、室生ダム近隣の小売店や市の観光協会が協賛している。たくさんの人の繋がりで運営し支えられている大会だ。
室生ダムの魅力
フィールドとなる室生ダムは、都心から約1時間で行ける手軽な場所にあり、肩が張り、頭が小さい大型の美形ヘラが釣れることから人気があるフィールドでもある。
例年、参加選手は中流域の浅場で型を選ばずに確実に釣る作戦と、中流~下流域で釣果率は低いがきたらデカイ大型を釣る作戦に別れる。チャレンジカップで釣れた今までの記録は47cmの超大型。夢のある釣り場だ。一発大型か確実に1匹か、今年も熱い勝負が繰り広げられることだろう。
初心者にも優勝のチャンス
また、1匹長寸のため、誰に大型がくるかはわからいし、初心者にも優勝のチャンスが平等にある。もちろん、野釣りが初めてでも参加できるように、「へら台」の貸し出しや、釣り場のポイントマップの作成など、初心者に配慮された大会となっている。
ウキが動けば普段は味わえないドキドキ感がたまらないダムでの野釣り。皆様も夢を追いかけてトライしてみてはいかがだろう?
「チャレンジカップHERA」詳細
日時=11月3日(日)
集合場所=室生オートキャンプ場
開催時間=午前5時受け付け開始、5時40分受け付け終了。午前6時開始
帰着は午後3時。検寸票受け付けの後、3時30分から表彰式
定員=100人※当日参加あり。途中参加も可能(受け付け場所にて対応)。
参加費=1500円
競技規定=ヘラブナ1匹長寸(必ずスケールを使用し、現認者が確認すること)※当日配布する検寸票に記入の上、午後3時までに受け付けに提出。入釣の順番は当日のくじ引きにて決定(車の乗合の場合は代表者のみ)
禁止事項=スレ、生きエサ、リールザオ、置台、まきエサなどほかの釣り人の迷惑になる行為や、主催者側が不適切と判断する行為
<土屋直人/TSURINEWS・WEBライター>
室生ダム