8月24日(土)淡路島岩屋釣行を予定していたが、天気予報では強風とのことで、翌25日(日)に変更を予定しました。しかしながら24日昼頃、予報に反して穏やかな天候となり、行こうかどうしようか迷っていたところに会社の釣友K氏よりLINEが入り、急遽須磨一ノ谷へチヌ狙いで釣行してきました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・野間 洋)
当日の状況
当日は西風が強いものの東側を向けば背中からの風になるため気になりません。潮は小潮20時満潮ということもあり上げ潮狙いでは申し分ない状況。
現場へ到着前に釣り帰りのカップルとすれ違い、状況を聞いてみると潮色がとにかく悪く釣りにならなかったとのこと。
到着してみると、狙いの堤防には人影もなく貸し切り状態。しかしながら今までに見たこともないような緑色をした透明度20cmほどと思われる濁り潮。今更後悔しても始まらないので釣り座を構え実釣開始。
当日の作戦
いつもの通り竿2本くらいにポイントを定めコマセを集中して15杯ほど蒔き仕掛け作り入りました。チヌが食ってくるタナが全く予測できないかつ、背中から強い風が吹いていたため、とりあえず全層で狙ってみることに。
また潮の濁りに対応するためアピール力の高い黄色の練りエサの可能性も考えたが、これはとっておきの最終兵器ということで、まずはエサ取りの状況を探るためオキアミでスタート。
当日の仕掛け
当日の竿は、がま磯アルデナ0.6号にリールは2500LBD、道糸アトミックスライダー磯1.5号クルヤブルー、ハリスはウルトラフレキシブル磯1.2号にハリはがまかつ掛かりすぎチヌ2号をセレクト。ウキはいつも利用している釣研LCの0号でスタート。
コマセは生オキアミ3kgに配合エサはマルキューチヌパワームギスペシャル1袋。さしエサはマルキューくわせオキアミV9とこの時期エサ取りの猛攻に遭うことを想定し、マルキュー食い渋りイエロー、荒食いブラウンの練りエサ2種を用意。
念願の本名クロダイがヒット
開始1投目、さしエサがそのまま残って返ってきました。2投目以降コマセとさしエサを合わせながら魚からのアタリを待ちますが全く反応なし…。
30分くらい経過した頃、仕掛けを変更することに。全層仕掛けを固定仕掛けに変えウキもエイジアLC0号から、同じくエイジアLCのBとしタナは2.5ヒロに設定。
それでも状況は大きくは変わらず、時々エサ取りらしきアタリはあるもののハリ掛かりせずチヌらしきアタリは全くなし。
開始1時間が経過した16時頃、小学生連れの親子がサビキ釣りにやってきて、声を掛けていただいたので状況説明と雑談をしている矢先、ウキがゆっくりしもりました。
どうせエサ取りだろうとほぼ無視していると、スプールから道糸が一気に引っ張り出されドキリ!慌ててアワセを入れるとズッシリとした重量感!
ようやく来たかと慎重にヤリトリした挙句タモに収まったのは綺麗な魚体の41cm本命チヌでした。
辛抱強く待ち、45cmチヌがヒット
さあこれから連発かと期待しましたが、状況は逆戻り。時々エサ取りがオキアミの頭だけをかじる程度の状況が続きました。
1尾目からまた1時間が経過した17時頃、タナを3ヒロに変更し仕掛けを流し続けていると今度は一気にウキが消し込まれました。
落ち着いて糸フケをゆっくり取っていくと道糸が一気に走りだしました。すかさずアワセを入れるとチヌらしき重量感、横走りを交わしながらやや強引に寄せてタモ入れすると体高のある綺麗な45cmのチヌでした。
当日工夫したポイント
ここ一ノ谷堤防の潮の動きは一定ではなく潮が早く動いたりゆっくり動いたり止まったりと目まぐるしく変化するなか、堤防の先端方向の沖向きにゆっくり流れる潮に特に集中し、コマセを打つ位置、タイミングを計って攻めたことが功を奏して2尾を仕留めることができたと考えます。
また、遠投釣法も選択肢としてはありますが、根気よく竿2~3本にターゲットを絞りポイントを作れたことが釣果に繋がったのではないかと思います。
今後の展望
これからの季節水温が低下していくのでエサ取りは煩くなくなっていくとは思いますがほぼ年間を通して、ここ一ノ谷堤防ではチヌが狙えます。潮によって水温が上下変化するので、よく見定めながら上昇傾向のタイミングに釣行すると釣果が期待できます。
<野間 洋/TSURINEWS・WEBライター>
須磨一ノ谷の堤防周辺