9月8日(日)、兵庫県の大アユのメッカ・揖保川で「2019揖保川大鮎バトル」が開催されました。73人の大アユ愛好家が参加した今大会は、本流筋のドン深の荒瀬で28cm超を仕留めた君野さんが、一昨年(昨年は天候不順で中止)に続いて優勝の栄誉を勝ち取りました。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森雨魚)
剛腕タックルを手に73人が参戦
ゲリラ豪雨やカワウの影響もあって河川状況が悪い中、関西で先陣を切って実施された今大会には、73人の大アユ師が早朝から受け付けに並びました。皆さんタックルは、剛腕ロッドに、大仕掛けです。
午前6時30分、オトリを受け取って、各自のお気に入りポイントに、さぁ!出陣です。2匹のオトリ(18~20cmサイズ)に今日の運を託します。
前日には尺アユも
新宮エリアの消防署前と住宅前で前日に尺アユが出たとのオトリ店からの情報で、当日はそのエリアに釣り人が集中。ほかに山崎エリアの大アユ保護区も人気で、多くの選手が入川していました。
川は平水で、上流の伊沢川から農業用の水が入ったようでしたが、特に影響もなく各地で良型アユが好調にサオを曲げました。ただし、尺クラスの大アユは抜かれてしまった後なのか、なかなか出ない状況でした。
25~27cmを平均に最長寸は28cm
約4時間の大アユとのバトルを終えて、いよいよ審査です。25~27cmがレギュラーサイズの中、ドカーンと出たこの日最長寸のデカアユは、28cmアップ!審査会場がどよめきます。この雌アユは本流筋のドン深の荒瀬で釣れたそうで、片手でつかみきれないほどの体高がありました。
このアユを仕留めたのは、シマノインストラクターの君野貴文さん。沢山の祝福の拍手を受けながら、2連覇達成の喜びはひとしおでしょう。横田組合長のサポートを受けて両手に抱えきれないほどの賞品をゲットしていました。
盛況の表彰式
上位入賞の皆さんと記念撮影をする揖保川漁協・新生スッタフも「大鮎健在!」の誇らしさは隠せません。
お楽しみ抽選も多いに盛り上がり、記念集合写真となります。沢山の釣友が集い、お互いの健康と健闘をねぎらった大会は、盛況のうちに幕を閉じました。
大アユの狙い場と今後の展望
先週のゲリラ豪雨の増水から解放された揖保川は、今大アユを求めて訪れる釣り人が26か所あるサオ釣り専用区の荒々しい川相の中流部に集中しています。
大アユを狙うのなら、深淵、荒瀬が狙い目。剛腕タックルとネバーギブアップ!の精神で挑戦してください。10月末まで十分に楽しめそうです。
近隣のオトリ店=かしま釣り具店0791(77)1334、高井釣り具店0790(62)2334
<森雨魚/TSURINEWS・WEBライター>
揖保川漁協