福岡県の糸島半島東に位置する「福岡市海づり公園」は、冬休みはもちろん、一年中多彩な獲物が狙える釣り公園である。施設内には釣り堀もあり、中型のアジやマダイを手軽に釣ることもできる。今回は、年末年始(12月29日~1月3日は除く)も皆で楽しめる釣り公園として、園内の様子や施設も踏まえて紹介しよう。
ライフジャケットを着用しよう!
同公園は、海上に設けられた釣台から手軽に釣りを楽しめる海釣り施設で、足場も安定しており安心だ。
ライフジャケットは無料貸し出ししているので、事故を未然に防ぐためにもぜひ、着用してほしい。
訪問した11月4日、土曜日は、午前中に同公園に到着した。
久々の釣りびよりとなった週末とあって、駐車場はほぼ満車状態。
釣台にも多くの家族連れや仲間同士で訪れた釣り人であふれ、すでに盛り上がっていた。
早速、取材を開始しようとしたところ、園内スタッフから「今、ヒラメが釣れました!」との報告が。
釣り人のもとへ向かうと、ヒラメ45cmが水槽を泳いでいた。
釣った多田さんは、サビキ釣りで手に入れた小アジをエサにした、泳がせ釣りで釣ったとのこと。
ヒラメを両手に笑顔で撮影に応じてくれた。
様々なイベント、サービスがあって楽しめる!
当日は、サビキ釣りで小アジが入れ食い。
常駐する園内スタッフの助言のもと、子どもたちは自分で仕掛けのカゴにエサを入れて、2連、3連で小アジの数釣りを楽しんでいた。
仕掛けを落として、サオを2~3回軽く振り上げて、エサを海中にまくだけで、小アジが簡単に釣れるのだから、大人も子どもたちも終始笑顔だ。
そのため、釣台は大盛況。
釣った魚と一緒に、記念撮影する子どもたちの姿も多く見られ、実に微笑ましかった。
ほかにも、常連の釣り人は専用仕掛けなどを使い、50cmを超える大物ヒラメやスズキ(セイゴ)、チヌ(クロダイ)などもゲットしていた。
豪快な魚とのやり取りに周りからは、歓声や拍手が起こるシーンもあった。
このように、初心者からベテランまで楽しめるのも福岡市海づり公園の魅力といえる。
これから寒くなるが、園内では釣ったアジをてんぷらにしてくれるサービス(有料)も行っている。
実際に当日も、自分で釣ったアジのてんぷらを食べながら釣りをする来園者も見かけた。
皆さんも、冬休みの楽しい思い出作りに、家族や友人たちと「福岡市海づり公園」に訪れてみてはいかがだろうか。
なお、園内ではさまざまなイベントも開催予定。
クリスマスプレゼント抽選会や年末年始の釣りイベントなど盛りだくさん。
詳しい情報や釣果情報はホームページまたは、お問い合わせを。
【園内紹介】
つりぼりショップ(土・日・祝利用可能)
釣り堀の横にあるホットスナックが販売されている売店。
魚ロッケ(ぎょろっけ)をパンではさんだ名物「魚ロッケバーガー」やフライドポテト、ホットドック、ピザなど用意されている。
<週刊つりニュース西部版 編集部・防野孝之/TSURINEWS編>