7月20日、新しく購入したがま磯アルデナ0.6号を試したく、和歌山の宇久井でチヌを狙うことにした。この日は沖磯へは渡らず、港内での釣り。練りエサを使い、40~47cmを6匹釣り上げることに成功した。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丹井良一)
宇久井港でフカセチヌ
当日は大阪を午前0時に出発。国道168号を南下して新宮市橋本からR42号を走って、宇久井港に到着したのが午前4時ごろだった。まずはまきエサの準備から取りかかる。
今回用意したのは、生オキアミ3kgにマルキユーのチヌパワー激重、チヌパワーV9遠投、荒びきさなぎを1袋ずつでブレンドしたもの。沖に遠投できるように少し硬めに練って、最後にマキエブレンダーでほぐして仕上げた。さしエサはマルキユーのくわせオキアミスーパーハードBIGのLと練りエサの食い渋りイエロー、高集魚レッド、エサ持ちイエロー、荒食いブラウンの5種類を用意した。
まきエサを釣り座からサオ2~3本分沖に10杯程度打ち込み、ポイントを作る。そして、焦る気持ちを抑えてタックルの準備に取りかかった。ミチイトにはラインメンテZを吹き付け、ミチイトとハリスの直結部、ハリの結び目にはノットガードVを吹き付けた。
20cm級のチャリコが連発
先ず、さしエサに加工オキアミを刺して探る。数投打ち返すがさしエサが残ってこない状況。まきエサが効きだしエサ取りの活性が高い様子だ。そこで仕掛けをまきエサからずらして探ると、アタリが出た!アタリを出してくれたのは20cm弱のチャリコだった。
その後も同じ釣り方でアタリをとらえる。パターンを攻略したが、釣れてくるのは同型のチャリコばかり。
ボラがわきだしチャンス到来
そうこうしているとボラがわきだした。「チャンス到来!」と思い加工エサではもたないので練りエサに変更してローテイションして探る。
すると荒食いブラウンでラインが走り、アタリをとらえた。ニューロッドのアルデナが大きくきれいな弧を描き、「つの字」を体感。じわじわと魚を浮かせて寄せてくる感じで釣り上げたのは、45cmオーバーの良型チヌだった。
その後も荒食いブラウンで連続ヒット!良型チヌを数匹追加したところで、今度は練りエサをレッドに変更。すると今度はグレ。続いてイエローを使用するとフグとエサ取りが釣れてきた。
エサ変更が当たって年無し
再度ブラウンに戻して探ると、ラインをひったくる強烈なアタリをとらえた。釣り上げたのは、50cmに近い大型チヌだった。
午前中に4匹、夕方のチャンスタイムに2匹を追加して、6匹の良型チヌに出会えた。サオの曲がり具合や調子などがよく分かった一日となった。
28日も同場所で良型2匹
なお、1週間後の28日も現地に訪れ、半日の釣りでチヌ40~47cmを2匹と、夏チヌが好調に釣れ続いている。さしエサのローティションを忘れずに狙えば、きっといい釣果が期待できるだろう。
暑い日が続いているので、熱中症対策は万全に釣りを楽しんでほしい。
<丹井良一/TSURINEWS・WEBライター>
宇久井港