癒しを求めて始めたユムシ飼育も4週め。ついに1ヶ月が経とうとしている。今週もユムシたちは生き延びたのか?今回で飼育日誌は最終回!22日目からのレポートです。
第1回「多忙な主婦が癒しのために『ユムシ』飼ってみた 準備からすでに波乱が」
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版編集部・堀内)
目次
前回の振り返り
砂に潜っている姿は、海のアイドル「チンアナゴ」を彷彿とさせる。しかしせっかく名付けたが、まったく見分けもつかない。
またネットでは、破裂で突然死を迎えることもと脅されたが、無事3週間目も生き抜いた。強く生きろよ、ユムシ達。
しかし何事にも終わりがある。行ってみよう22日目!
飼育22日目~性格のちがい?~
1匹は完全に砂に潜ってしまい姿が全く見えない。そしてもう1匹は砂に潜ったり出たりを繰り返している。3匹目は全く砂に潜ろうともしない。三者三様だ。
ユムシは本来砂の中に穴を掘って棲む生き物なので、砂に潜らないヤツが異端なのだろう。
飼育23日目~2匹目が砂の中へ~
2匹目もついに完全に砂に潜ってしまった。水槽のなかで姿が見えるのは1匹のみ。だいぶ寂しくなってしまい、観察のしがいがない。2匹は砂の中でちゃんと生きているのだろうか?
飼育24日目~冷却ファン設置~
水温の上昇が気になるので、冷却ファンをつけることにした。気化熱で水温を下げるので、水の蒸発量がハンパない。水が蒸発して水槽の水位が下がると塩分濃度が上がってしまうので気が抜けない。
今までは2日に1回程度の足し水で十分だったが、冷却ファンを付けてからは1日に2回は足さないと水が減り過ぎてしまう。またファンがあると水槽のフタをキチンと閉めることができない。すると蒸発した水のせいで水槽まわりが水滴で濡れてしまう。困る。このままではフローリングがカビてしまう!
飼育25日目~生存確認~
砂に潜った2匹が気がかりだったが、よーく見ると砂の空洞の位置が毎日変わっており動いていることがわかる。砂の中に少しだけ姿が見えることも。掘り出して様子を観察したいが、せっかく掘った巣を壊してしまうのもかわいそうだ。
そっとしておこう。唯一砂に潜らなかったやつは変わりなく過ごしている。少し動きが減ってきたかな。
飼育30日目~みんな砂の中へ~
ついに最後の1匹も砂に潜り始めた。時間をかけて体をくねらせながら少しずつ潜っていく。砂から体が半分くらい出ている様子はユーモラスでかわいらしくもある。
半日ほどかけてすっかり砂の中に入ってしまった。
飼育1ヶ月が経って
水温と塩分濃度に気をつけていれば1ヶ月は問題なく生きることが分かった。釣行後にユムシが余っても、上記の2点に気を配れば保存することは可能だろう。
3匹とも完全に砂の中に潜ってしまい、姿がまったく見えなくなってしまった。たまには出てくるかと思ったが、少しも出てくることはない。ユムシが見えないのでは癒しどころではない。今後はユムシが死ぬまであまり変化はないだろう。
これにてユムシ飼育記episode1は一旦終了。飼育は継続していくので、また何か動きがあったらお伝えしたい。
<堀内/TSURINEWS・関東編集部>