水温の低下とともにエサ取りの動きが落ち着くと、いよいよ陸っぱりからの投釣りカレイ好シーズンのスタート。そこで、乗っ込みカレイには定評ある兵庫・明石市の林崎漁港ベランダ公園へ10月14日に釣行した。
好ポイントを探して歩くとズラリと並ぶサオ
現地到着が午前5時前。
真っ暗の中好ポイントを探して歩くが、何とズラリとサオが出ている。
そんな中、釣友の松岡さんや車谷さんの姿も見えた。
これは負けられないと気合を入れて釣り座を求めるが、結局一番奥まで来てしまった。
仕方がないので、今回はここで勝負と早速タックルを用意する。
投げザオは『トーナメントサーフT33号425/DAIWA』、リールは『サーフベーシア45QD/DAIWA』
明るくなってきたので、カレイバリにマムシとアオイソメを刺してフルスイングで遠投する。
当日は秋雨前線が居座り、曇り空で雨も落ちてくると予報がある。
潮は長潮で干潮が午前10時ごろ。
その後の潮がわりがチャンスだろう。
案の定、早朝はほとんど潮が動かず、ラインもタラーンと垂れ下がって、こんな状態ではほとんど見込みがない。
ただ、多いはずのエサ取りの姿がないのがありがたい。
やっと止まっていた潮が東へ走った8時ごろ、松岡さんに28cmのプリプリのマコガレイがヒット。
さぁ、時合い到来とサオ先を見つめるが、この奥のポイントでは全く反応なし。
10時半ごろの潮がわりには何と東側でサオを出す車谷さんに大判のイシガレイがヒットしたそうで、見に行くとニコニコしながら「釣れました!」と、42cmの見事なイシガレイを見せられた。
辛抱強く打ち返し、巡ってきたチャンス!
さぁ、次は私の番と、フルスイング。
西へ込み潮が走り、いかにも釣れそうな雰囲気なのだが、ズラリと並んだサオ先は沈黙したまま……。
運悪く雨も落ちてきて、このままではヤバイと思っていると、車谷さんが午後1時ごろに帰るという。
急いで場所を移動した。
辛抱強く打ち返していると、雨も上がり西の空も明るくなってチャンス到来。
満潮の潮止まりから引きにかわった瞬間にコンコン、グイーッと待望の大アタリ。
「きたぞ!」と、一呼吸待ってからバシッと大きくアワせると、ズシッとした重量感が腕に伝わる。
これはデカイと慎重に巻き取り、一発でランディング。
測ると38cmもある見事なマコガレイで、思わずガッツポーズ。
もうこれで十分と意気揚々とベランダ公園を後にした。
ベランダ公園は足場もよく、家族連れでも楽しめる好釣り場。
乗っ込みカレイの実績も抜群で、これから良型のマコガレイが接岸してくるのでぜひチャレンジしてほしい。
<週刊つりニュース関西版 APC・松尾幸浩/TSURINEWS編>
京阪神からは第二神明道路の大蔵谷ICで下り、すぐに左折して明石市内から兵庫県道718号明石高砂線を西進し、明石川を渡って明石警察所前の交差点を左折して現地へ。