外房富里にある海釣りハウス・コリュッシュでは、毎週土曜日にオマールエビの夜釣りを開催している。
オマールエビ大放流祭は放流数が倍に!
昼間のマダイやシマアジなど海の高級魚狙いも人気だが、こちらは超が付くほど。
恐らく日本でここだけと思われる、フレンチの高級食材狙いは、まさにサタデーナイトフィーバー。
定員制なので早めの予約が必要だ。
そして、内容をよりグレードアップして、8月から開始されたのがオマールエビ大放流祭(料金体系は異なる)。
通常は参加人数×2尾の放流数だが、倍の4尾。
月一回の開催を基本として、連休時などを予定している。
貸し切りでのイセエビ釣りなど、エビ釣りファンの要望に応え、今後もいろいろプランを練っていくようで期待が持てる。
10月15日(日)のお祭りには18人が参加して熱い闘いが繰り広げられた。
釣り座の抽選、エサの販売と続き、午後6時半の開始を待ち、灯りが消えてスタート。
竿先の赤や緑のケミホタルが暗闇に光っている。
全員がアタリを逃すまいと、凝視しているようだ。
2度目の釣り座抽選チャンスでワクワク
最初に上げたのは森田夕介さん(富里市)で、「2回目の挑戦」と言う。
前半は1尾だけだったが、後半、釣り座変更後はオマールの集結場所に当たったようで連続ヒット。
5尾追加してイセエビ1尾のオマケ付き。
同行の先輩の羽石康さん(佐倉市)は今回で5回目。
「後輩にあおられました」と言いながらも、しっかり5尾ゲット。
両人とも重量感たっぷりで、釣り味最高、食べても最高のオマールの魅力にすっかりはまったようだ。
森田さんは終了後、「竿頭は7尾」と聞き、スカリの中だとはっきり数がわからず「もしかして同じか上をいったか」とドキドキ。
結局オマールは6尾ということで、トップではなかったが、イセエビを入れれば同数ということで納得。
「できすぎです」といいながらも「いつかは竿頭を」と、今後は足繁く通いそうだ。
佐倉市から来た森母子3人は、月に1、2回は来るらしく、絢耶さんが釣ればお母さんも続いてと、いつもどちらが勝つか勝負。
でも会話は弾み、母子の絆はしっかりと繋がり、仲がよく幸せいっぱいのようだ。
2度目の釣り座抽選があり、8時に場所代え。
この移動が吉と出るか凶と出るかが悩ましいところ。
前半好調でも後半は今ひとつもあれば、その逆で一気に挽回というのもあるのがこの釣りの楽しいところ。
魅力たっぷりな土曜日
9時半に終了。
イセエビもかなり入っているらしく、小さなアタリでなかなかハリ掛かりしないこともあったが、トップは7尾で、3~4尾くらいの人が多かった。
トップになった森君之さん(江戸川区)も月に1、2回通うらしく、「変な夜遊びをするよりも、健全でお土産付きの夜釣りは最高です」と、家族にも喜ばれているようだ。
どの釣りにも熱烈なファンがいるものだが、そんな一人が柏市の小野智也さん。
貸切りの日以外は常時参加というほどの常連で、前日も参加して7尾上げている。
当日は今ひとつ波に乗れなかったが、それでも5尾ゲット。
2日で12尾ゲットとさすがの腕前を見せてくれた。
イセエビは結構難しいが、オマールは比較的簡単に釣れるという。
当日も貸し竿で2回目の森田さんがイセエビ含め7尾上げたように、初心者にも十分楽しめること間違いなしだ。
貸し竿、エサ、発泡クーラーなど、すべて完備でまったくの手ぶら釣行もOK。
ただ、いきなり行っても定員制なので事前の予約は必要。
土曜の通常の夜釣りと、月一回の大放流祭、さらに特別企画と、富里のエビ釣りワンダーランドは魅力いっぱいだ。
<坂本康年/TSURINEWS編>
▼アクセス
海釣りハウス・コリュッシュ