雨の降らない日はないという位の梅雨真っ盛りの中、三保のサーフからはタチウオの釣果が出てていた。少しずつ型の良くなっているタチウオを狙って、7月17日にサーフへ向かった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・永井航)
ショアジギングからタチウオ狙いへ
当日は早朝までは雨が降っていたが、日中は晴れ間もあり久しぶりの好天だった。また風はやや追い風でルアーも投げやすい状況と釣り日和。
潮は大潮で日の入りの少し前に満潮を迎える。そのため、日が沈んでからだけでなく夕マヅメにも回遊魚のチャンスがあると予想。 場所取りも兼ねてやや早めに現地に着き、夕マヅメからライトショアジギングを開始した。
三保でのショアジギ
三保ではワカシ、ショゴ、40cm未満のペンペンシイラがターゲットになるため、ロッドは強めのエギングロッドもしくはML以下のシーバスロッドで楽しめる。またこのタックルは今の季節のタチウオにも丁度良いはずだ。
しかし、三保半島の海岸一帯は春や晩秋にワラサやブリといった中~大型青物の回遊もあるポイントでもある。さらに夏場は1m近いシイラの釣果も度々見かけるなど、大型青物の回遊はメインのシーズンではないが稀に単発で季節外れの釣果でているため、あまりライトなタックルで行くと痛い目を見る可能性もある。
個人的にはライトなタックルで楽しむこともあるが周囲に釣り人がいることも多いのでライトなタックルで他の釣り人に迷惑を掛けないように注意したい。
当日のタックル
今回は大潮で流れが早い可能性を考慮し60gまで投げられるMHのシーバスロッドを使った。
1投目で90cmシイラ
釣り場は適度に潮が流れ、予報通りの追い風であったが魚の気配は感じられなかった。とりあえず、底までルアーを落とすなど地形をチェックした。
ルアーのローテーションと休憩を挟みながら変化を待っていると、沖から潮目が寄っているのに気がづいた。
潮目が完全に射程圏に入った所で、まず表層からチェックした。すると1投目、潮目より手前に来た辺りでガツンという衝撃と共にドラグが鳴り出した。糸の先を見るとシイラが水面を割りジャンプしていた。
この前の80cm前半の伊豆のシイラよりもやや大きそうだ。何度かシイラが走り、糸を出されるというパワーのあるファイトを楽しみながらもランディング。
今回のシイラは90cmのオスの個体であった。
ジグの表層タダ巻きでヒット
ヒットパターンはジグの表層の早巻き。表層の早巻きはとても単純なアクションだが、やる気のある魚の存在を手早くチェックするにはとても効果的だ。
そのため私は釣り場での1投目や変化が起きた時の直後などに比較的多用する。今回のシイラは潮目が入ってきたという変化の直後の1投目でのヒットだったため私としては珍しく狙い通りに魚がヒットした形になった。
その後プラグ変更し攻めるもルアーを空中に弾くミスバイト。しかし近くの釣り人には同クラス程度のシイラがヒットしていたようだ。また多くはないがワカシも釣っている人も見受けられた。