相模湾マルイカ釣行でツ抜け ムギのシーズン間近か?【ちがさき丸】

相模湾マルイカ釣行でツ抜け ムギのシーズン間近か?【ちがさき丸】

例年、スルメイカの子どもであるムギイカが釣れ盛る7月だが、いまだにマルイカ(標準和名=ケンサキイカ)が優勢に釣れているようだ。7月5日(金)、相模湾茅ヶ崎のちがさき丸からマルイカ狙いで釣行した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

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船釣り イカ釣り

c第三ちがさき丸で出船

相模湾マルイカ釣行でツ抜け ムギのシーズン間近か?【ちがさき丸】タックル例(作図:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

出港1時間前に到着。女将に笑顔で出迎えてもらい、釣りモノごとの船の番号と釣り座を確認。私の釣り座は右舷ミヨシ2番に決定。

荷物を船宿のトラックで船着場まで運んでもらい、右舷3人、左舷2人を乗せた第三ちがさき丸は石塚光洋船長の舵取りで6時に出港。

相模湾マルイカ釣行でツ抜け ムギのシーズン間近か?【ちがさき丸】ちがさき丸乗船受付開始時の店先(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

曇天、ナギの海を航程約5分で港前の釣り場に到着。海況は曇り一時晴れ、北よりの風が朝のうちは1~2m流れる程度、昼前後は4~5m、海面の平均波高は約0.5m、潮の色は澄んだ緑色。

開始早々に4点掛けも

釣り場到着後、15分ほどで反応は見つかり船が止まる。「水深は28mです。はい、どうぞ」のアナウンスで開始。

左舷ミヨシの手塚さんが直結仕掛けで18cmを釣り上げる。これが船中第1号。

相模湾マルイカ釣行でツ抜け ムギのシーズン間近か?【ちがさき丸】船中第1号(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

5分ほどで群れの反応は消え、次が見つかったのは約15分後。タナは水深33mで、まずは左舷2番の山崎さんが直結仕掛けの1番下のスッテで18cm。

この流しが最初の時合い。オモリが海底トントンの置き竿で待っていると、グイン、グインと強い乗りが到来。

電動低速で巻き上げて、自動停止したところで海面下を見る。仕掛けには20cm級の白い姿がボワン、ボワンと列を成している。たぐっている間に2尾、外れるのが見えたが、1番上と1番下のスッテに掛っていた20~21cmを取り込む。

4点掛けは一荷に減ってしまったわけだが、仕掛けのたぐりに問題はなかった。外れた原因は乗りが浅く、触腕の身切れではないかと思われる。

3点掛けなど好調だが

気持ちを切り替えて次を入れると、着底から数秒後、オモリを海底から30cmほど誘い上げたところで、竿先にふたたびグイン、グインと乗りが到来。電動巻上げが止まると海面下にマルの列が見える。今度は3点掛けだったが取り込み作業中に1尾外れて17~20cmが一荷。

イカが学習してきたのか、3投目の乗りは渋くなる。仕掛けをいったん中層まで上げて、イカの視界から消す。落とし直すと、海底で真んなかのスッテに20cmが1尾乗ってきた。

右舷ミヨシの相澤さんと、トモ寄りの田口さんはムギイカ交じりで取り込んでいる。

相模湾マルイカ釣行でツ抜け ムギのシーズン間近か?【ちがさき丸】マルイカ初挑戦(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

午後は直結仕掛けが好調

相模湾マルイカ釣行でツ抜け ムギのシーズン間近か?【ちがさき丸】相澤さんは連発(提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)

その後、群れを探してこまかくポイントを探り、水深30~35mで船中ぽつぽつと確保する。

9時ごろ、私が9尾に到達したところで乗りは収束。

10時から正午まで江の島沖を探るが、船中1尾だけ。

正午すぎに茅ヶ崎港沖に戻り、船が何回か流し直すとクライマックスを迎える。

よかったのは直結仕掛けの人たちで、相澤さんは17~20cmにムギ交じりの一荷を連発。トモ寄りの田口さんは23cmを筆頭に3連発。私のクラシックな仕掛けは効力がなく、1尾の追加に留まった。

船中釣果は、17~23cmのマル・ムギ交じりで6~10尾。

私は10尾で、ムギイカは交じらなった。これからはムギイカに期待したい。

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