梅雨(つゆ)時期恒例の山口県・木屋川にシーバス&チヌ狙いで釣行。「雨上がり」「干潮」がキーワードの釣り場で、ゴミやカキ付き沈瀬が多数あり、根掛かり&ルアーロスト頻発の水深50cm~1mぐらいのシャローをバイブレーションの早巻きで狙う。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・藤井貴之)
ルアーロスト&バラし連発・・
6月17日、干潮から満ち上がりの時間帯を狙って、午後4時30分スタート。
開始早々ルアーロスト3連発……。
めげずに投げ続けると、ゴンッと根掛りのような感触の後、首を振る独特の生命感。チヌだ!沖めで走らせ、体力を奪いながら寄せる。
まずまずのサイズが確認できた瞬間、ハリ外れ……。高速巻きなのでバラシも多い。
気を取り直して再開するも、またまた根掛かりでルアーロスト。
数投後に再びヒット。
海底を這うような走りで、良型を確信。慎重に寄せてタモに手を伸ばした瞬間、反転して瀬ギワのカキ殻でラインブレイク……。
心が折れそうだ。
ついにキャッチは72cmシーバス
度重なるルアーロストとバラシに心が折れかけた6時前、キャスト後に巻き始めた直後にヒット!今までとは明らかに重量感が違う。
満ち潮が利き始めて速くなった流れに乗り、なかなか寄せることができない。
焦る気持ちを抑えながら慎重に時間をかけてやり取りし、ようやくランディングに成功したのは72cmのシーバス。
2日目は48cmチヌ
気を良くし、6月19日に再び釣行。今回は干潮前後を狙う予定で、午後4時からスタート。
数投目に25cmのセイゴと同サイズのメイタが連続ヒット。魚の活性はなかなか良さそう。
干潮に近づき、水深が浅くなってルアーのロストを連発。
投げ続けていると、ちょうどリトリーブコースの水面に波紋が見えた。集中し、ストップ&ゴーで誘った瞬間にゴン!首を振りながら抵抗したのは48cmの大型チヌ。
サイズアップで50cm年無しも!
徐々に満ち上がりの潮が利いてきたタイミングで再びヒット!これも重量感ある走り。
沖めに泳がせ、十分に時間をかけて浮かせたのはサイズアップの50cm。
その後25~28cmのメイタを追加し、6時に納竿。
二日間でルアーを多数ロストしてしまったが、型のいいシーバスやチヌに出会うことができた。
今後もっと雨が降れば釣果は上向くだろう。例年7月いっぱいぐらいは好釣果が期待できるので、また機会を見つけて行ってみたいと思う。
<週刊つりニュース西部版 APC・藤井貴之/TSURINEWS編>
本屋川河口周辺