そして日本海山陰と言えば、浜田特産のノドグロだ。中部ではアカムツとして名をはせるこの魚。とろけるような味わいが忘れられず、いつしか中深海ジギングに魅了されていった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・川中みちよ)
当日の最終釣果
柔らかいアクションを繰り返しながら、ゆっくり潮の流れにジグを委ねていく。
残念ながら本命はこれ1匹だったが、その後もクロムツやユメカサゴなどが姿を見せてくれた。
中にはユメカサゴとギンメダイのツインなどもあり、船上は盛り上がる。そして上のレンジではサバもヒット。
十分お土産を確保したところで、午後3時に納竿となった。
アカムツにはグローカラージグが効く
これまでの釣行で、経験の少ない私を確かな釣果に導いてくれたジグがある。それは、釣具のマルハンオリジナルカラー、ディープライナー・スピンドルN(オモテグリーン裏グロー)。光の届かない深海では自ら発光する生物も多く、それらを捕食するアカムツにグローカラーが効くのもうなずける。ディープライナー
釣果料理を堪能
脂の乗ったアカムツは、まさにふわりとした白身のトロ。刺し身はもちろん、煮ても焼いても上品な味わいだ。皮を残してあぶりにすれば、皮目からにじみ出る甘みがこの上なくぜいたくなひと時を堪能させてくれる。
多彩な海の幸は食文化を育み、その命をいただくことで私たちの命も代々受け継がれていく。 四季の移ろいに恩恵を受け、その懐に抱かれながら生かされてことに感謝したい。
<週刊つりニュース中部版 APC・川中みちよ/TSURINEWS編>
豊浜漁港