大阪湾陸っぱり夏アナゴ釣り初心者入門 簡単段差仕掛けで時合いを狙う

7月と言えば土用の丑の日。ま、ウナギを食べる習慣があるニッポンだが、ウナギに負けない栄養を兼ね備えた食材だ。この夏は手軽にアナゴで夏を乗り切ろう!

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS関西編集部)

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アナゴは身体にいい!?

アナゴはウナギ目アナゴ科に属していて、実に150種以上が生息するのだが、よく釣りで見かけるのはゴテンアナゴ、マアナゴ、クロアナゴなど。そして、食材としてもっとも人気が高いのはもちろんマアナゴである。

ウナギ同様、高栄養かな食材ながら、ウナギには劣る事が分かっている。ところが、脂質、つまり脂がウナギの半分以下なので、カロリーや脂分を気にする方には最適な食材だ。アナゴもウナギ同様旬は6~8月とされており、その栄養価から夏バテ防止にも役立つ。

夜釣りで狙う

この時期は日中は暑いので、アナゴの夜釣りには最適のシーズン。そして関西エリアでは、大阪湾や瀬戸内、淡路島などでは港湾部を始め、小さな規模の漁港など、釣り場は無限にあるといっても過言ではない。

アナゴは日中は岩陰などに潜んでいて、日が暮れると活発に甲殻類などを探して食べる肉食性の魚なので夜釣りで手軽に狙える。

さて、アナゴは波止回りに入っている捨て石や敷き石の周りをエサを求めてウロウロと徘徊するから、実は遠投してもしなくても釣れる。そして、漁港内などで漁師さんらが網を洗ったり、魚の死骸などを捨てるような場所に、エサを求めて集まる事が多く、そんな場所が好ポイントとなっている。

アナゴ釣りのタックルと仕掛け

アナゴ釣りのタックルは専用がなく、いろんな釣りのアイテムを転用できる。サオはシーバスロッドやメバリング用、短めの磯ザオ、バスロッドなど2m前後もあれば十分。

これにスピニングリール、PEライン1号+先イト4号1mを取り付ければOKだ。PEラインは前アタリからしっかりと反応が分かるのでオススメだが、なければナイロン3号程度でもいい。

チョイ投げや投げ釣り同様、テンビン仕掛けとなるが、大阪湾のアナゴ釣りでは遊動式のテンビンが圧倒的に有利だ。小さなアタリをとらえてから、少し送り込んでやらないと食い込まない事が多いからだ。

パイプ形状の遊動テンビン(提供:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

簡単段差仕掛けがオススメ

仕掛けは投げ釣り用の2本バリでもいいが、ちょっと目を離したすきにアナゴが仕掛けに絡むと、身体をくねらせてハリを外そうとして、仕掛けがグチャグチャになってしまうこともある。仕掛けが長いほど、そんな目にあいやすいので短めの2本バリを推奨!

ただ、ハリスが短すぎると今度は食い込みが悪く、前アタリ後にエサを放してしまう事があるので、だいたい20~30cmの長さは欲しいところ。そんな仕掛けの簡単な作り方を紹介しよう。

簡単アナゴ仕掛け(作図:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

まずはハリス4号を50cmほどにカットして、その両端にハリを結ぶ。そして真ん中より少し(5cmほど)どちらかにズラして折り曲げ、折り曲げた部分を8の字結びにしてチチワを作れば完成。

チチワをミチイトの先に接続されたスナップサルカンに引っ掛けると段差仕掛けの完成だ。この仕掛けの予備を持っていく事で時合いを効率よく釣る事ができる。

エサにはサンマの切り身が最高

そして、夏のアナゴに最適なエサがサンマやサバの切り身。強いて言えばサンマの切り身に分がある時が多い。ちなみに冬場などはアオイソメなどに食いが集中する事もあるのだが、夏場はどうしてもエサ取りが多く、せっかくの時合いなのにエサ取りにエサを取られたり、ゲスト祭りだったり…は厄介だ。

サンマの切り身が最高(提供:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

嗅覚にうったえる添加材も

アオイソメなどの場合は動きでもアピールするが、切り身の場合は動きでのアピールはない。ただ、アナゴはかなり嗅覚に頼ったエサ探しをすると言われている。暗い中でエサを探すのには視覚よりも嗅覚なのだろう。

そこで、様々なターゲットに利用されている、アミノ酸系の添加材が非常に効果がある。切り身を作った後、アミノ酸αやウマミパワー、アミノリキッドなどを保存容器に入れて、添加材を振りかけておくといい。

アミノ酸系の添加材(提供:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

集魚ライトも効果的

そして最後の仕上げは集魚ライト類。ハリスに付ける小さなケミカルライトなどを利用するといい。ハリスにビニールのパイプを通して突っ込んで固定するものや、テープで止めるタイプはテンビンの脚に付けても構わない。

ハリスに集魚ライト(提供:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

さて、釣り方で重要なのは、アナゴがどの辺りで食ってくるかを早く見つける事。たとえば、波止の壁際であったり、捨て石の先であったり…。

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