これから最盛期を迎える秋ギスは、気軽に楽しめる最高のターゲットだ。
9月8日、秋ギスでは定評ある淡路島・西淡の鳥飼漁港に釣行した。
数釣り狙いの長ザオで挑戦
現地到着が午前7時過ぎ。
今回は漁港よりも釣りやすい、南側にある小さな浜へ入った。
ここはジャリ浜で思った以上に水深がある。
当日は北風が強くて、他の釣り場では波も高かったが、沖にある大波止の影に隠れて波も比較的穏やかな状態。
早速、貸し切り状態の浜中央でタックルをセット。
投げザオは『トーナメントプロキャスター27号425/DAIWA』、リ―ルは『サーフベーシア25/DAIWA』を選択。
秋ギスは近場で群れるのでショートロッドが面白い。
が、この日は数釣りに徹するのでハリ数の多い多点仕掛けのため、扱いやすい長ザオにした。
キスの居場所を歩いて探る
キスバリ5号にイシゴカイをハリいっぱいに刺して軽くキャスト。
2色付近から外道を避けて速めに引く。
中潮で満潮が午後1時ごろと、今は潮が下げている。
普段ならすぐにプルン、プルルンと心地いいアタリが出るのだが見事に素バリ。
これは場所を間違えたかなと不安になったが、「キスは足で釣れ」と言われるように、少しづつ移動しながらキスの群れを探す。
これも秋ギスの楽しみのひとつ。
どこもパッとしないので、一番波の穏やかな右側のテトラ際まで寄って大波止との航路筋にキャストすると、すぐにプルン、ブルン、ブルルンと待望のアタリ。
「おっ、こんな所に群れていた」と、重量感たっぷりにワクワクしながらリーリングすると15cm級のキスが8連で思わず口元が緩む。
それからは群れを散らさないように静かに引きずると、どんどんキスがクーラーに溜まっていく。
しかも、キスが群れる所にはチャリコ(小ダイ)やガッチョ(メゴチ)などの外道がいないので釣りやすい。
まさかのゲストも登場
10時ごろには暑くなってきたが、涼しい北風が吹いているので思ったほど苦にならない。
ただ、今回の群れは小さかったのか、11時ごろにはアタリも止まってしまった。
何とか3ケタにはなっているが、まだまだ足りない。
そこで、今度は思い切って探っていない一番左の石積み突堤の横まで移動。
ここでも活発なアタリが続き、クーラー満タンになったので2個目を用意して昼抜きで探り続ける。
午後1時前には大きなアタリでヒヤヒヤしたが、何とか取り込んだのが良型のヒラメ。
測ると43cmもあった。
結局、2時ごろまで粘ってキスを数えてみると241尾も釣っており爆釣達成となった。
<週刊つりニュース関西版 APC・松尾幸浩/TSURINEWS編>
神戸淡路鳴門自動車道の西淡三原ICで下り、湊方面へ。
湊から県道31号を北上して約6km。