自宅で出来る『ミズクラゲ』飼育の3つの注意点 手軽で癒やし効果抜群

自宅で出来る『ミズクラゲ』飼育の3つの注意点 手軽で癒やし効果抜群

何かとストレスの多い現代社会。海をフワフワと漂うクラゲの姿になぜか癒されることも。このクラゲを水槽で泳がせ、毎日眺めてストレスフリーになりたい!というわけで、今回は、この時期に飼育するのが可能な『ミズクラゲ』を紹介します。

TSURINEWS編集部

その他 お役立ち

伊勢湾で見れるクラゲ

「飼えるの!?」と思った人も多いだろう。確かに長期の飼育となると、さすがに難しい。だが、期間を限定すれば、比較的容易に飼えてしまうクラゲもいるのだ。

私の地元・伊勢湾奥で多く見られるのは、季節の早いものから順にドフラインクラゲ・ミズクラゲ・アカクラゲ。年によっては、早春にカミクラゲが発生することもあるが、おおむね前述した3種類だ。

その中でアカクラゲは大型になり、毒性も強いため飼育には不向き。ドフラインクラゲは体長1~2cm飼いやすいが、2月下旬~4月下旬ごろまでしかいないため今の時期捕獲ができない(飼えるのも5月末ぐらいまで)。

ミズクラゲは無毒と言っても差し支えないが、接岸する時点でそれなりのサイズになっていることが多く、飼育に適した小型の捕獲が難しいが自宅で飼うことが可能のクラゲだ

ミズクラゲ

ミズクラゲはお皿のような形をした、日本近海では最もポピュラーなクラゲ。飼育は比較的に簡単で、直径3~4cm程度のミズクラゲなら、安価な小型水槽でも十分に飼育できる。

これからの時期、涼しげなクラゲは最高のインテリア。部屋を暗くして照明を工夫すれば、幻想的なアクアリウムが自宅に出現するのだ。

捕獲方法は、水面を泳ぐクラゲをヒシャクですくうだけで、磯ダモの柄などにセットしておくといいだろう。持ち帰る際は、広口のビンなどに海水を満たして、空気が入らないようにすることが大切だ。

1,水流水槽を作ろう

飼育に関して、小型のドフラインクラゲなどと違うのは、水流が必要なこと。

ミズクラゲは常に脈動しているため、水槽の角などに突き当たった時にバックができない。止水だと、その場所から動けなくなってしまうのだ。

自宅で出来る『ミズクラゲ』飼育の3つの注意点 手軽で癒やし効果抜群水の流れを作り出そう(提供:浅井達志)

とはいえ、遊泳力は弱いので、ポンプに吸い込まれないような工夫が必要になる。私は樹脂板で隔壁を設けてクラゲが直接吸水口へ近づけないようにしている。隔壁上部にはシャワーパイプを配置し、その下にポンプ側との水の行き来のためのメッシュ窓を設置。

窓の前に来たクラゲはシャワーパイプの水流によって下に流されるため、窓に吸い込まれることはない。

写真は安価なセット物の30cmの水槽だが、ポンプを兼ねたコーナーフィルターと隔壁用の樹脂板、その他もろもろ合わせても数千円程度。ほぼ全てがホームセンターと100均ショップでそろう。

フィルターは流量調整できるものを用意したい。

自宅で出来る『ミズクラゲ』飼育の3つの注意点 手軽で癒やし効果抜群数千円でセット完了(提供:浅井達志)

飼育水は人工海水でもいいが、30cmの水槽なら容量はせいぜい10L程度。捕獲の際、20Lのポリタンクに海水をくんでおけば、しばらくは大丈夫。

これで直径3~4cmのものなら5~6匹は問題なく飼育できる。

2,エサのやり方

エサはブラインシュリンプの幼生。私は孵化させたものを与えているが、冷凍品も市販されている。入手が難しければ、コマセ用のアミエビをペースト状にしたものでもいい。

水槽を汚さないよう、給餌は「お玉」などを使って、クラゲを別容器に移してから行う。スポイトを使って、海水で薄めたエサを傘の内側にそっと吹きつければOKだ。

しばらくして、生殖巣(リング状の模様の部分)がエサの色になったら、再び水槽に戻して給餌は完了。
給餌は一日1回を目安に、成長の度合いによって量や回数を調整する。

3,siiku 水温に注意

飼育に関して、最も注意したいのが水温だ。上限は28度、可能なら25度前後に抑えておきたい。小さな水槽は気温の影響を受けやすいので、夏場はエアコンの効いた室内での飼育を勧める。

また、水温の急変もNG。水を交換する場合は、交換用の水を水槽と同じ場所に置き、水温を合わせてから行う。

あと、傘の中に気泡が入ると穴が開く原因になる。入った場合は、水中でそっと裏返せば気泡は抜ける。

刺される心配はまずないが、クラゲを傷つけないためにも、直接触れたり水から出したりすることは避けたい。

小型個体の発見がキモ

と、簡単に解説してみたが、最大の難関は飼育に適した小型個体を採取することだろう。大きいミズクラゲはすぐに見つかるが、小さいものとなると意外に難しい。

今、わが家の水槽にいるのは直径9cmほど。

お玉からはみ出すと移動の際に傷ついたりするので、そろそろダイエットを考えないと…(笑)。

自宅で出来る『ミズクラゲ』飼育の3つの注意点 手軽で癒やし効果抜群わが家の癒し(提供:浅井達志)

<週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志 /TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース版』2019年6月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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