敦賀の海では、初夏になると船から大型のキスが狙える。6月4日、福井県敦賀市の敦賀港から出船している遊幸丸に乗り、当地のキス釣りを取材した。
TSURINEWS編集部
まずは一般サイズから
午前6時に出船。船は30分ほど走って最初のポイントに到着。水深は20m弱。仕掛けはオーソドックスな2本バリ仕掛け。エサはイシゴカイ。オモリの重さは15～20号を基本に、深場では30号までを使用する。
釣り開始すぐ、右舷前部にいた多賀さん、様子見でサオを出した米田船長のダブルヒット。上がったのは17～18cmの食べごろサイズだが、2人の第一声は「小さいなぁ。」
このサイズのキスがダブルで続々ヒットそれもそのはず、当地のキス釣りはとにかく型がいいのが特徴。季節や日ムラで変わるが、27～28cmの特大サイズを高確率で手にできるという。
当日のタックルと仕掛け
そのため、使用する仕掛けは全体的に伊勢湾と比べると大物仕様。ハリスは1～1.5号、ハリはキス8号が基本。釣れるキスの平均サイズは20cm前後と大きいため、エサは遠慮なく4～5cmの長さ（タラシは2～3cm）でハリに刺す。食い渋りがどうとか、あまり気にする必要はない。
タックル例20cm級が連発！
さて、船上では引き続きキスが上がり続ける。私も船長の厚意で撮影の合間にサオを出したが、とにかく入れ食い。誘う間もなくブルルッとアタリがきて、ひと呼吸おけば確実にキスが掛かる。
幸先よく2人同時ヒットおまけに釣れるサイズはそろって18～22cm。追い食いさせれば高確率でダブルになり、2匹とも20cm超という場面もしばしば。3本バリ仕掛けならトリプルも容易に決まりそうだ。開始から1時間ほどで、カンコの中はキスで満員御礼となった。
すでにキスが満員御礼ヒジタタキ級を狙う
土産も十分確保できたところで、船は水深30m台の深場へ移動。「数より型」を狙う作戦だ。狙いは25cmオーバー、あわよくばヒジタタキ級。先日、他船がこのサイズを頭に多い人で50匹釣ったというから期待は十分だ。
投入が開始されると、即座に多賀さんにヒット。さらに、船長、私とヒットが続いたが、どういうわけか先ほどよりサイズダウン。少しずつ船を流すラインを変え、再び良型が掛かる筋を引き当てたが、25cmを超えるサイズは出なかった。
23㎝の良型をゲット
