相模湾西部で大型のアオリイカが釣れていて、4kgクラスも上がったとの情報を入手。釣行のチャンスを見計らって、春の嵐が続いたあとのナギ日に決行。真鶴半島の船宿から出船した。
大型狙いのエギに
この日、乗り合わせた人は全員、ダートマックスTRを装備。この状況を見て、「周りのアングラーと同じことをしても、狙っているサイズは釣れないのでは…。」と、作戦を練る。
産卵期を迎えたアオリイカは、捕食行動より、なわばりを守ろうという意識が強く働いていると思う。そこで、威嚇意識に対して、より効果的にアプローチするため、通常は3.5号のエギを使うところ、周囲より1サイズ大きい4.0号をチョイス。陸っぱり用のダートマックスに、20gのアシストシンカーをセット。
エギのアクションは幅広く
ロッドはティップのわずかな変化を見逃さない視認性のいい専用ロッド。
細かくシャクるのではなく、シャクリ間隔を大きくアクションさせ、エギが左右に幅広く動くようにする。
重量級がヒット!
何度かポイントを流し変えていくと、潮流とエギから伝わる感が、かなりいいと思っていると、ロッドティップから手元にかすかなアタリが伝わる。同時に、ラインが一気に30mほど引き出される。
「これはデカい。もしかしたら3kgクラスかもしれない。」と、ドキドキしながら引き寄せてくると、水面下数十cmのところから上がってこない。
大型独特のファイトに、PE0.4号のメインライン、8lbのリーダーシステムが限界ギリギリの力でなんとか浮かせると、今まで見たことがないサイズが浮上してきた。
自己新記録4.26kgアオリイカ!
ここからは頭がまっ白になり、よく覚えていないが、数度の攻防を耐えて、なんとかランディングネットに収める。船上に横たわるイカを計測すると、4kgを超える超ビッグ。陸に上がって正確に測ると、自己記録更新の4.26kgだった。
真鶴半島沖は絶好調!
今季、真鶴半島沖では、確認できているだけで4kgオーバーが3尾。2~3kgクラスはかなりの数がキャッチされている。さらに、東京湾口、房総半島内房エリアでも2kgサイズのラッシュが続いているなど、かなり熱い情報が入っている。
みなさんも自己記録更新に、ぜひチャレンジしてほしい。ちなみに、燃え尽き症候群どころか次の大台、5kgクラスを目指して今年はまだまだ通う予定。
<週刊つりニュース関東版 野呂昌明/TSURINEWS編>