4月下旬、山梨県にある西湖へヒメマス釣りにでかけた。当日はサビキ仕掛けで制限尾数の30尾(1日)を狙ってみた。
西湖でヒメマス狙い
いつも大物を狙っていると、たまにはのんびりと釣りイトを垂れてみたくなる。撒きエサが禁止されているので、サビキ仕掛けにイクラかヒメトロと呼ばれるローリングで狙う。
資源保護のため、制限尾数は一日30尾まで。
タナ取りが重要
この釣りの難しさは、タナ取りと口が軟らかいこと。タナ取りはもっとも重要で、サクラマスが10m下からでも食い上げてくるのに対し、ヒメマスは2m違えば食ってこない。魚探でしっかりとタナを把握するか、持っていない人は竿を制限本数ならべ、タナを変えて狙う。
大きな群れに当たると4、5尾釣れてくることが少なくない。3本出した竿のすべてにアタリが出ることもある。しかし、釣果はそれほど上向かない。口が弱いので、バレが多くなるからだ。
したがって、タナが把握できて、釣れているときは竿の本数を減らし、確実に取り込むことが釣果アップにつながる。
ブイに係留が西湖スタイル
5時少し前に現地到着、ローボートを借りて湖にこぎだす。
魚探を見ながら湖央へ向かって進み、反応のあった漁協沖の水深50mの場所でブイを見つけて係留する。ボートにはアンカーが積まれていないので、各所にあるブイにつなぐのが西湖スタイル。
10分程でアタリが
前回、かなり深ダナだったので、まず底から10mほど上の魚影に的を絞る。水深40mを中心に、2m間隔に3本竿でアタリを待つ。
食い上げるアタリが多いので、オモリは15~25号、この日は風が穏やかだったので15号を使用した。仕掛けをすべて出し終えてから10分ほどすると、竿先がピクピクと反応。
やがて、オモリの負荷で曲がっていた竿先のテンションがなくなった。ヒメマス特有の食い上げてきたアタリだ。軽くアワセを入れて引き上げると18cmが2尾釣れてきた。
同時に、ほかの竿にも反応があり、15cmと20cm級が1尾ずつ。4尾を追加して「これなら制限尾数まですぐか」と、思われたが、その群れが去ってしまうと、アタリはパッタリとなくなってしまう。
竿を増やしタナを探す
魚探を確認しながらタナを徐々に上げていく。しかし、アタリはない。そこで、制限竿数の5本に増やし、タナを3m間隔に違えて探すのが私のスタイル。高価な魚探がなくても、そうすることでタナを把握できる。
試行錯誤しながらアタリがでたのは、それから1時間半後。ヘラの群れと思っていた水深8m前後だった。水温が上がったためか、前回の釣行とは違い、浅いタナで食ってきた。
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