鹿児島県は、上甑島(かみこしきしま)でイシダイシーズンが本番を迎えている。「サンノジの近くにはイシダイがいる」の船長の言葉通り本命イシダイをゲット!
イシダイ本番シーズンへ
上甑島(かみこしきしま)・里(鹿児島県薩摩川内市)のイシダイが本番を迎えた。日によってムラはあるものの、良型が上がっている。4月13日に釣行したときは、根魚などを交えて好釣果に恵まれた。
里のイシダイは今季も例年通りに釣れている。赤貝をエサにした宙釣りなどにより、2~3kgがアベレージサイズで、時折4kg級の大型も交じる。
当日のタックルと仕掛け
この日は獅子の口の磯へ渡った。赤貝を荒割りにしたものをパラパラとまきながら、仕掛け作りを進めた。ハリは刺さりがよく、大物の引きに耐えられる石鯛ワイヤーを15号をチョイス。赤貝のむき身を2個掛けて14mほどのタナに投入した。
間もなくエサ取りと思われるアタリが出始めた。仕掛けを回収するとつけエがないので、赤貝を4個掛けてタナを10mにした。するとサオ先が海面に突っ込んだ。強引にリールを巻くと、2kgほどのサンノジが姿を見せた。
サンノジの近くにイシダイ?!
「サンノジの近くにはイシダイがいる」と船長から聞いていたので、ハリを13号に落とし、タナをさらに浅くした4投目だった。間もなく小さいアタリが出て、勢いよく走った。リールを〝ゴリ巻き〟して寄せたのは縦じま鮮やかな2kg級のイシダイだった。
アカハタやオオモンハタも2尾目を期待したが、サンノジが3尾連続でヒット。さすがに疲れてきたので、狙いを根魚に変更。キビナゴをエサにしてタナを深くするとアカハタが連発し、オオモンハタを追加したところで午前11時納竿した。
現地のイシダイは5月いっぱい。次回の釣行からはエサ取り対策にガンガゼも用意しておきたい。
<週刊つりニュース西部版 APC ・松田正記 /TSURINEWS編>
上甑島(かみこしきしま)
この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年5月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。