ゴールデンウイーク前半の4月29日、滋賀・甲南へらの池で、「へらぶなチーム対抗戦西日本大会」が開催され、46組92人のヘラブナ師が集結。2人ペアでの総重量を競った結果、昨年準優勝を果たした石原弘三・猪飼護仁ペアが見事頂点に上り詰めた。
優勝の石原・猪飼ペアの戦略
優勝の石原・猪飼ペアは両選手ともに7尺チョーチンセット釣りで、猪飼選手が午前中の釣りでよかった釣りを、石原選手と情報共有し、2人で数を伸ばしたという。
具体的には、寒い日が続き、春よりは冬に近い感じの釣りを想定。粒の大きいエサは反応が悪いことが分かり、
「やや開くエサで寄せる→締めた小エサで食わせる→2、3尾釣ったら再びタナへ寄せる」を繰り返した。
優勝できた要因としては、猪飼選手がまずパターンを把握して、2人でしっかりと共有できたことと、1、2回戦を通してクジでの席が浮き桟橋であったことなどを挙げてもらった。
2人とも普段からチョーチンセットでの釣りを得意としており、釣りもしょっちゅう同行してるため、お互いの微妙な釣りパターンの調整を阿吽の呼吸でわかり合えたのも大きかったようだ。
石原選手は岡崎市在住の50歳。ヘラ釣り歴は15年。猪飼選手は常滑市在住の42歳。ヘラ釣り歴は7年。両選手ともクラブサンデースリー所属。
【大会成績】
優勝:石原弘三・猪飼護仁(総重量:32.3kg)
2位:鈴木千秋・南治孝(総重量:26.3kg)
3位:葛西涼・葛西弘一(総重量:26.1kg)
4位:横山光宏・上田丈夫(総重量:24.6kg)
5位:矢野満・麻野昌佳(総重量:23.7kg)
<松村計吾/TSURINEWS・関西編集部>
甲南へらの池