4月13日、兵庫県・新温泉町三尾へ磯の投げ釣りを楽しみに、釣友の皆川さんと出かけてきた。狙いはカレイにアブラメ(アイナメ)である。
今年はハズレ年?
サクラの花も散り、水温の上昇とともに少しずつカレイ、アブラメの釣果が聞こえてくるようになってきたが、今年は例年に比べて出足はよくないように感じる。
先日開催された全日本サーフ大阪協会の春季大会の結果を見ると、徳島方面と山陰境水道で良型のカレイ、アブラメが審査に出されているものの40cmオーバーの座布団クラスやビール瓶クラスは稀であった。
新温泉町方面へ釣行
当初は鳥羽の離島に渡船で渡り、夜釣りでアブラメを狙う予定であったが、あまり状況が芳しくないとの情報を得たので、直前に行き先を兵庫県新温泉町方面に変更した。
この海域は渡船で沖磯や地磯に渡って、磯からの投げ釣りでアイナメやカレイを狙うスタイルである。渡船店のHPを確認すると、荒天で磯に渡れる日が少なかったのか、投げ釣りに関する情報はほとんどアップされていない点がやや不安である。
4月13日の午前1時、皆川さんを迎えに行き、尼崎のエサ店でマムシとアオイソメを仕入れてから、渡船が出る新温泉町三尾漁港を目指す。
この方面も舞鶴自動車道・春日ICから北近畿道が延伸し、アクセス時間が随分と短縮されて便利になったものである。
当日の作戦
到着後少し仮眠をしてから6時の一番船で釣り場に向かった。
釣り場は船長にお任せしていたが、船が着いたのはタイカケの西という地磯だ。磯に渡って周囲を見渡すと、左右がワンドになっており浅く、そのワンドから外海に向かって水深が増しているようだ。
まずは二人で左右に分かれて、ワンドから続くカケアガリを中心に、磯際を探る作戦でスタートした。アタリがなければ、遠投して沖の深みも攻める計画だ。
当日のタックル
当日の仕掛けは、硬調子の投げザオ4.25mにミチイトはPEライン5号。仕掛けは根掛かりを考慮して先オモリの胴つき仕掛けとし、ハリス7号、ハリは丸セイゴ17号とする。エサはマムシとアオイソメを併用。
開始早々コブダイ登場も・・
セットできたサオから次々と投入してアタリを待つ。各自4本のサオを並べると、いきなり最初に磯際に投入したサオ先が舞い込んだ。ドラグを緩めるのを忘れていたので、サオが海にダイブする寸前でキャッチ。アワセを入れると、ゴンゴンと首を振る動きが伝わる。「いきなり本命登場か?」とワクワクしながら海面をのぞくと、赤い魚が浮いてきた。
よく見るとコブダイの幼魚である。これにはがっかりである。
魚の気配があるのはいいことだと自分に言い聞かせて釣りを続けるが、その後は全くアタリのない時間が続く。海に手をつけるととても冷たく、魚の活性が低下しているのかもしれない。頻繁に誘いをかけ、新鮮なエサに取りかえるが効果なし。