7月20日、平日に仕事が休みになったので岐阜県の長良川中央漁協管内へ釣行した。
午前中一緒に釣りができる釣友の英記君と午前7時半に待ち合わせたが、遅刻して8時すぎに合流した。
荒瀬狙いでスタート
梅雨明けしてこれからシーズン本番なので、ポイントは美濃市の矢島オトリ店前にあるエン堤下流の絞り込みの荒瀬。
英記君は右岸、私は左岸側から釣りを開始した。
まずは瀬肩でオトリを養殖から野アユに変えたいが、天然遡上の小ぶりなアユが1匹で循環しない。
瀬肩から一段落ちた急流に養殖オトリをオモリで無理やり入れると、一発で目印にアタリが出て、いい手応え。
ライナーでタモに収まったのは体高のある20cm級だ。
すぐにオトリを交換して同じ流れに入れるが続かない。
一本絞りの荒瀬下流のヒラキへ下り、オトリの泳ぎを助けるようにそっと引き上げてくると、気持ちいいアタリが出るが掛かるアユは白っぽい。
少しずつ下がりながらポイントをずらしていくと、掛かるアユが黄色くなってきた。
10mほど釣り下がると、釣り人がいたので一度エン堤下の瀬肩まで戻る。
ハリを交換し、仕掛けの傷をチェックして再び急流へオトリを送り込む。
すぐに掛かるが身切れしてロケット発射。
ハリを一気に大きいサイズに変更。
気を取り直してオトリを送ると、またすぐに掛かり、これは黄色い体高のある見事な23cm。
ここから20cmオーバーが入れ掛かりした。
荒瀬を攻める
瀬釣りで一歩も下がらないのが私のこだわり。
時々返し抜きを交えて取り込んでいると、堤防で見ていたおじさんたちに拍手を頂いた。
いいオトリができたので一番絞った荒瀬の泡の中へねじ込むと、特大サイズが掛かって取り込みに苦戦。
この日最大の24cmだ。
下流を見ると、ヒラキ下の波立ちの瀬で英記君もプチ入れ掛かりしており、良型なのかサオが弧を描いていた。
午後1時すぎ、英記君が帰るので一度上がって昼食にした。
この時点で良型ぞろいで26匹。
英記君もビリなしで良型21匹。
後ろ髪をひかれながら帰っていった。
午後2時、荒瀬下流のヒラキから後半戦をスタートしたが、なぜかなかなか掛からない。
朝と比べると水温がかなり高いので、オトリの弱りが結構早い。
ローテーションしてなるべく元気なオトリを送り込むと単発で掛かるが、引き過ぎたりして弱らせてしまうと反応が途絶えてしまう。
流芯にオトリ沈めば真っ黄色なアユが
午後3時、夕方のゴールデンタイムを狙って再び瀬肩の急流に戻ると、これが的中。
さっきまでの反応の悪さがうそみたいだ。
流芯にオトリが沈めば掛かる状態で、アユは真っ黄色、なかには三重追い星もいた。
一気に抜かないと下の荒瀬に乗ったら取り込めなくなるスリリングさが超楽しい。
いい感じで掛かるなか、用事があるため午後4時に納竿した。
タモに出してみると、かなりの重量感がある。
数匹いた中指ほどのチビアユを逃がしてから数えるとジャスト40匹。
長良川の荒瀬、良型で体高のあるアユはやはりパワフルで美しい。
アユが大きくなって流れも強くなると、仕掛けのトラブルも多くなるし、かなり疲れるが、この日は足取り軽く帰ることができた。
<週刊つりニュース中部版 APC・長良QLove・東山裕紀/TSURINEWS編>