初心者におすすめ船サビキメバルで夜釣りを満喫【兵庫・神戸空港沖】

船釣り エサ釣り

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初心者にはオフショア

今回は、阪神間から可能な釣りをショア、オフショア、ルアー、エサ釣りなどボーダレスに、釣り初心者から中級者までの人に向け釣技をステップアップに役立つ内容を紹介します。

さて、第一回目は神戸空港沖のクロメバルを船から半夜で狙います。オフショアというと、ちょっと敷居が高いイメージを持つ人もいるかと思います。しかし初心者にはあえてオフショアを強く進めます。日が沈んでからが勝負

なぜか？　それはポイントをガイドしてくれる船長がその場にいるからです。1人で道具を揃えて防波堤に行っても、長い防波堤でどこがポイントなのか？そこで何をしていいのか？わからない事だらけです。

またネットの動画をスマホで見ながら…なんて器用な真似はしなくても大丈夫。まずは確実に魚に近触ることが可能な釣り方で挑戦していただきたいです。

今回乗船したV－7westは西宮浜（神戸マリーナ）という好条件の立地から、少人数制の6人までで出船しています。チャーターボートではよくある形態ですが、乗り合いで半夜メバルならば5000円と、料金は大型乗り合い船なみのリーズナブルさ。常時お姉様キャプテンとオッサン船頭のコンビで釣り人の面倒を見てくれます。またなんと「小学生は親同伴なら無料」とファミリー、初心者の方にはおすすめの釣船です。

大阪湾のメバル釣り

関西で夜のメバル釣りといえば、一つは陸っぱりのジグヘッドにソフトルアーを使ったメバリングとそのボート版。もう一つが瀬戸内で人気の長ザオを使ったオモリ30号前後のメバルサビキやシラサエビなどを使う船釣りが大阪湾では、どのメディアにも頻繁に登場する釣法たど思います。

私個人の意見ですが、前者は軽いタックルをポイントにキャストする技術と、釣れるタナをキープする技術が難しく、釣った感はすごくあるものの、初心者では釣果を上げにくく感じます。

後者はタナさえキープできれば比較的簡単に釣果があげられます。しかしメバリングに比べると自分で操作できる範疇は狭く、釣らせてもらっていると感じるかもしれません。

サビキメバル

今回出かけた神戸空港沖の半夜メバル釣りは、釣果が望める後者の釣法です。

本格的な船メバルタックルなくてもお手軽に楽しめます。まずサオですが、今年から私が使用しているのが波止釣りで使用する遠投用の磯ザオ3.6mにレバーブレーキ付きスピニングリールです。オモリは潮にあわせて10～20号。仕掛けは全長2.8mのメバルサビキを使います。

去年まではイカメタル用のフィートロッドを使用していました。現在も小学校6年生の愚息が同行してくれるときはこのタックルでやってもらいますが、その場合は2.8mのメバルサビキは上2本のハリをカットして使います。これでも釣果はなんらかわりません。

狙うポイント

当日の出船は午後5時半、神戸空港までは40分あまりの時間で到着。ポイントは岸壁際、敷き石のカケアガリです。陸っぱりから十分キャストで届く範囲なのですが、陸側からは立ち入り禁止区域になっています。よって海側からのアプローチのみが可能なポイントを攻めます。魚探に映る魚影

海底で魚のいる場所はほぼ決まっています。水深15mの海底の様子を見ると、敷き石やテトラポットが崩れて穴になっているような箇所があります。その穴の潮があたる側の後方にメバルの群れができます。

船が潮に乗って流れていく中で、この穴を探しながら釣っていきます。しかしオモリで底をたたき過ぎると、魚が警戒するためあくまで操作はゆっくりおこなってください。

釣り方

現在、ベイトはアミエビが主になります。潮の流れが良い時は潮に運ばれたベイトを補食するためにメバルの群れのタナは底から2m以上に上がってきます。しかし、潮が遅くなってくると、穴の近くに身を潜めるようになり、タナは底スレスレになります。

釣り方としては、潮先に軽く振り込んでおいて、根掛かりさせないようにオモリを浮かせて、ゆっくりティップに負荷をかけながら誘い下げるように動かします。スーッとラインが吸い込まれるような凹みに入れば、アタリが出る可能性が高くなります。

サビキは赤色が鉄板

そして、使用するサビキなのですが、白色のサビキを購入してきてサインペンの赤で塗るというベテランの方もおられるくらい、赤色が鉄板カラーといわれています。

うまくメバルの群れのタナに仕掛けが入れば連掛けも可能です。しかし、オモリを引きずれば根掛かりは必至なので、待つのはひと呼吸程度にしておいてください。水深と群れの大きさから考えても魚は2連掛け程度まで。だから仕掛けも3本バリ程度、2m以下の短い物で十分という訳です。

今年の状況は3月のスタートから、例年より少し大きめのメバルが釣れており、最大で28cm。釣果は20cm前後がメインで数はツ抜けがアベレージになります。数が20尾、30尾と出るときは、型がどうしても小さくなってしまうことが多くなりますが、陸っぱりではなかなかお目にかかれない型を楽しみながら釣るのが一番です。

もちろんオマツリなどが心配な方にも、お姉様キャプテンが大活躍して対処していただけるので安心。また、最後にメバルは血抜きして渡してくれます。

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