飼育開始の重要ポイント『水合わせ』 今日からメダカを飼う(第4回)

飼育開始の重要ポイント『水合わせ』 今日からメダカを飼う(第4回)

お家で水槽を始めてみたい人におすすめなのが「メダカ」。この魚は比較的に丈夫で、アクアリウム初心者にも非常にオススメです。前回の記事「メダカ水槽をカッコよく設置する5つのコツ 注意点も解説(第3回)」でメダカを飼う水槽の設置やレイアウトについて解説しました。いよいよメダカを購入し、水槽に投入します。今回はそのための手順や注意点などをご紹介します。

TSURINEWS編集部

その他 サカナ研究所

メダカの入手方法

メダカを入手する方法は大きく2通りあります。

1つ目は採取。2つ目は購入です。

以下では購入する場合の選び方と投入方法について触れていきます。

元気なメダカの選び方

飼育開始の重要ポイント『水合わせ』 今日からメダカを飼う(第4回)出典:PhotoAC

ホームセンターなどでメダカを購入する際に、しっかりと健康的な個体を選ぶこともメダカ飼育の楽しみの一つです。

下記の特徴を持つ個体を選ぶとよいでしょう。

・体のラインが丸みを帯びていてふっくらしている
・背骨が変形しておらず、まっすぐきれいである
・販売している水槽を覗き込んだ時に、素早く逃げたり、元気に泳ぎ回っている
・体の表面に傷や白いブツブツがなく、ウロコが美しい

これらの特徴を持つ個体は比較的に健康で長生きしやすいです。

時間をかけてしっかりと見定めるといいでしょう。自分で選んだ魚たちにはより一層の愛着が湧きます。

しかし自分で選ぶことが難しい場合は、ショップの担当の人に選んでもらうといいでしょう。

その際に一言「元気そうな子を選んでほしいです。」と伝えると店員の方は喜んで選別してくれるはずです。

「水合わせ」の必要性

「買ってきたメダカを早く自分の水槽で泳がせたい!」そう思ってワクワク、ソワソワしている方が大半だと思います。

しかし、焦りは禁物です!

飼育開始の重要ポイント『水合わせ』 今日からメダカを飼う(第4回)出典:Pixabay

メダカをそのまま水槽に入れると、最悪の場合、元気だったメダカは1週間もしないうちに死んでしまう可能性があります。

メダカだけに限らず、魚は水の環境である水質が変わることにより深刻なダメージを受ける生き物です。

もともと住んでいた環境(水質)と、新しい水槽の環境は少なからず差があり、そのまま入れてしまうと深刻なダメージを受けショックを起こしてしまいます。

人間で例えると、真夏に冷房の効いた部屋と外を出入りしたりすると、風邪をひいて体調を崩してしまう人がいますよね。あの現象と同じです。

魚の場合は、水温だけではなく、成分なども違う水にいきなり放り込まれることになります。そのストレスやダメージは相当なものです。

この環境差によるダメージを少しでも受けないよう、新しい環境に馴染ませる作業が必要であり、それが【水合わせ】なのです。

水合わせの方法

では具体的な水合わせの方法とはどのようなものなのか。今回は特に器具を使わないでできる簡単な方法をご紹介します。

具体的な手順は以下の通り。

①:買ってきた袋のまま30分ほど水槽に浮かべる。

②:袋の中の水を2割程度捨て、捨てた分と同量の水槽の水を袋の中に入れる。

③:15分~20分待つ

④:②③を5回以上繰り返す。

これらの作業について詳しく解説します。

①袋を浮かべる(水温調整)

水質を合わせる前に、まずは水槽と袋の中の水温を合わせていきます。

ゆっくり水温を合わせることで、魚への負担を減らします。30分も行えば、だいたい同じくらいの温度にあるでしょう。

販売元によっては袋が二重になっていることもあるので、その場合は1枚袋を外すか、もう少し長い時間浮かべておくのがいいでしょう。

袋の中の水を少しずつ入れ替える(水質調整)

飼育開始の重要ポイント『水合わせ』 今日からメダカを飼う(第4回)出典:Pxabay
 

②水槽の水と慣れさせる

水温がだいたい同じになったら、袋の中の水を2割程度捨て、少しずつ水槽の水を袋に足していくことで、魚の体に水槽の水をゆっくり馴染ませていきます。

入れ替えた後は20分程度待ち、魚が慣れるのを待ちましょう。

※注意点
もともとの袋の水を捨てる際は、絶対に水槽内に入れてはいけません。

ショップの水の中には病気や寄生虫がいる可能性があります。元気な個体には問題なくても、少し調子の悪い個体から発症し、水槽内で蔓延してしまうことがあります。これも人間の風邪とよく似ています

それらの持ち込みを防止するためにも、袋の水はなるべく入れてはいけません。

②と③を繰り返す(水質調整)

上記までの作業を数回繰り返すことで、水槽内の環境にメダカを徐々に慣れさせていきます。5回程度も繰り返せば、袋の中の水はかなり飼育水に近くなるでしょう。

水合わせが完了したらいよいよ水槽へ

水合わせが終わったらショックを与えないようにメダカをそっと水槽に放してあげましょう。

心配な場合は袋の入口を半分くらい沈めて、メダカが自然に水槽内へ泳ぎだすの待ってもいいです。

水槽内の水が不足した場合は、カルキを抜いた水を追加してあげてください。

次ページでまとめ

現在、一部都府県に緊急事態宣言もしくはまん延防止等重点措置が発令中です。外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。