2019乗っ込みヘラブナ釣り タックル・エサ・釣り方のキホンを解説

2019乗っ込みヘラブナ釣り タックル・エサ・釣り方のキホンを解説

どんな釣りでも乗っ込みの時期というのは釣り人をアツくさせる。エサに貪欲になり、サイズも大きくなった魚たちとのやり取りは格別なものだ。今回はヘラブナの乗っ込みシーズンでの釣り方を解説していこう。

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

乗っ込みタックル

障害物周りを狙うことから、タックルはしっかりした物を選びたい。サオはポイントごとに障害物の位置やカケアガリなどがかわるため、いろいろな長さを準備したい。

また、障害物に突っ込まれないように、硬くて胴で曲がって耐えられるようなサオを選ぶ。

仕掛けはミチイト25号、ハリス1.2号、ハリ12号を基準にする。エサはマッシュベースで入り、食いが悪ければグルテンに変更していく。タナは底から入り、根掛かりなど底の状況が悪ければ宙釣りに変更する。

私が使用するタックルはサオはがまヘラ兜6.15尺。ウキは太パイプボディ4~12cm。ミチイトは奏2~3号。ハリスは奏1~1.5号。ハリは8~15号。

乗っ込みのエサ

マッシュベースのエサは徳用マッシュ200㏄+マッシュダンゴ100㏄+水350㏄で70回ほど練り、カルネバ100㏄+もじり100㏄を30回ほど絡ませる。グルテンベースは新べらグルテン底200㏄+水170㏄を50回ほど練る。

マッシュ系のエサは底に残りにくく、他の魚を寄せにくい。塊のまま吸う、食い気のあるヘラが釣れる特徴がある。グルテンベースのエサは繊維があるため、底に残りやすくほかの魚が寄ることもあり、ハリに残った繊維を吸いやすいため、他の魚が釣れてしまうこともある。使い分けが非常に大切だ。

2019乗っ込みヘラブナ釣り タックル・エサ・釣り方のキホンを解説例年より時期が早まっている

今期の予想

釣れ始めが早いのはもちろん、気温と水温の変化が小さいことから、釣果が落ち込むのも少ないと予想される。3月末から本格的にシーズンに入り、4月終わりまで安定して釣れると思うので今期は期待したい。

スリリングなやり取りと抱卵した大迫力の魚体を楽しみに、皆さんも足を運んでみてはいかがだろうか。

<週刊つりニュース関西版 土屋直人/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関西版』2019年3月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。