渓流解禁2019 おすすめアマゴ釣り場紹介【吉野川・川上村エリア】

渓流解禁2019 おすすめアマゴ釣り場紹介【吉野川・川上村エリア】

今年も渓流解禁の季節がやってきた。冬場もちょくちょくと釣りには行くのだが、川釣り大好き人間の私にとっては毎年3月というのは特別な月となる。今回は、渓流の好釣り場として、今年も私のメインポイントとなるであろう奈良・吉野川の川上村エリアを紹介しよう。

アバター画像 TSURINEWS編集部

淡水の釣り 渓流釣り

川上村エリアの概況

長年渓流に足を運びアマゴを釣ってきたが、近年思うに釣果が落ちてきた。最近の釣果は放流量と直結しているようで、放流の少なくなった川上村エリアでの釣果は厳しくなる一方だ。

昔は天然魚がもっと釣れていたように思うので、放流に頼らなくても魚が釣れる自然を取り戻せないものだろうかと日々思っている。

渓流解禁2019 おすすめアマゴ釣り場紹介【吉野川・川上村エリア】吉野川・川上エリアの釣り場風景

と、前置きはさておき、川上村エリアは成魚を狙える場所は少しで、ほとんどのポイントは天然、準天然の魚を狙う釣り場となる。

大迫ダム

上流の大迫ダムには、北股川と本沢川の2本の川が流れ込む。

北股川と本沢川にはさらに支流が多数あり、ダム上流のエリアだけでもかなりの釣り場が存在する。短ザオ源流に凝っていたころはこのダム上流によく通ったもので、良型アマゴもよく掛かったポイントだ。

大迫ダムから少しだけ下流は本流でもサオが出せ、アマゴが放流されている。

釣り場はほんの少しの区間で、そこから大滝ダムまでは禁漁区に指定されている。

大滝ダム

大滝ダム下流は本流での釣りが可能で放流もある。ほとんど成魚狙いの放流釣り場的になっている。成魚を何回かに分けて放流しており、放流日ごとに数釣りを楽しめるようになっている。

ダム間に支流が何本もあり、その中の中奥川が大滝ダム完成以降の川上村でのメーンポイントとなっており、放流量も安定している。

川全体ではかなりの流程があるが、放流エリアは2kmほどと短めで、こちらも放流日ごとの釣り場感が強い。放流魚にこだわらずに最上流を目指せばサイズこそ出ないが、それなりの数が釣れることもある。

上多古川と下多古川

他にもある支流の中で私が好きなのが上多古川と下多古川。

釣りやすい中・下流域はけっこう厳しい時が多いが、上流域を釣り詰めればかなりの釣果に恵まれる。源流好きで山道を少しくらい歩いても釣果優先の人は行ってみてはどうだろう。

川上エリアでは、放流魚にこだわらず、渓流釣りのスタイルを楽しむ感じで上流部を軽量短ザオで狙っての釣りがお勧めといえる。

渓流解禁2019 おすすめアマゴ釣り場紹介【吉野川・川上村エリア】川上村エリアのアマゴ

<週刊つりニュース中部版 APC・廣橋敏彦/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
川上村漁業協力組合
この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年3月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。