200社以上の出展社・団体が集う、日本国内最大級のマリンイベント『ジャパンインターナショナルボートショー2019』が、神奈川県パシフィコ横浜で開幕した。開催期間は3月7日(木)〜3月10日(日)まで。今回は、編集部セレクトの出展ブース10選を紹介しよう。参考にして頂き、是非現地へ足を運んでみて欲しい。
【アキレス】
ずらりとカラフルなインフレータブルボートが並ぶのはアキレス。
保管や運搬が楽なインフレータブルボートを展開する同社ブースで説明してくれたのは藤井さん。
注目は新製品「ECB-310」だ。
免許不要の2馬力船外機に対応し、エントリーモデルとして好評だったLW310EX、同RXの後継機にあたる。素材をナイロンからポリエステルに変更、強度や耐久性、軽量化を達成。
空気を抜いて折りたためば、軽自動車に搭載可能で、「プレジャーボートはちょっとハードルが高いな」と思っている人は同社ブースへGO!
【スズキ】
広く、黒を基調とした高級感あふれるブースを展開するのは自動車やオートバイでも名高いスズキ。
全長23ftで、フィッシングに最適なプレジャーボートとして好評だったフェイバス。
本ブースではより小型な17m艇「S17」が初公開。
森田さんにその魅力を聞いた。
全長は5.11mと短いが、幅は20ft艇に匹敵する2m。トリマランハルを採用したことで、安定した走行性能と静止性能を実現。
狭い場所でのルアーキャスティングゲームなどに最適だ。デッキは深く、おとなの膝くらいまであり、オプションのスタンキャスティングレールを取り付ければ恐怖感はまったくないだろう。
大きく深いイケスは標準装備だが、そのほかほとんどのパーツはオプション。必要なものだけを取り付けて、出費を抑えられるのは嬉しい。
【ヤンマー】
白を基調としたブースに、赤く目立つメーカー名。沖釣りをしている人なら、遊漁船で1度は見たことがあるヤンマーの文字。
ディーゼルエンジンで知られる同社は、プレジャーボートもラインアップしている。
イチオシ製品を紹介してくれたのは石河さん。
大迫力の大きな船のとなりに、24ftの釣りに最適なプレジャーボート「FX24EZ」が展示されている。
広いキャビン内にはマリントイレを設置することができて、快適性は抜群。デッキからの高さは60cmあり、安全性も高いレベルで確保されている。
爽快感と安定性を両立した新設計のV型ハル、低重心を追求したロープロフィールで安定走行が可能。スマートでアクティブな釣りを堪能できる。
【マリンライセンスロイヤル】
船舶免許講習で最も多くの卒業生を排出している同社は、東神奈川のDマリーナと共同で出展。
マリンライセンス担当は高杉さん、Dマリーナは武士俣さんが対応してくれた。
スペースはこじんまりしているが、椅子を並べて準備は万端。
免許取得や、ステップアップ講習、更新講習などを検討している人はぜひじっくり質問してみてほしい。
Dマリーナは会員制レンタルボートがある。「個人で1艇所有するのは難しい」という人はレンタル艇が最高の味方になるだろう。こちらもいろいろ質問できるチャンスだ。
【ヤマハ】
ひときわ大きなブースを展開、特に目立っているのがヤマハ。
大型から小型、バイク、会員制レンタル「シースタイル」など、多岐のジャンルを紹介。多くの人でにぎわっている。
注目のボートはYFR-24。
充実の装備、釣りをしやすいスペースなど、以前から評価が高いボートだが、今回は最新機器「CL7」が凄い。いわゆる、魚探・GPSだが、使いこなすのが難しいほど多機能。
その能力を樹林さんに聞くと、回転数や水温などエンジンの情報表示からナビ、魚探、レーダーまで網羅。海底の様子を3Dで表示するなど、驚きの高性能。
理解しやすいマンガ付きパンフレットが配布されているので、ぜひ手に取ってほしい。
【セントラルボート】
格式高い企業の受付を連想させる、おしゃれなたたずまいのブースを広げるのは47年の歴史を持つセントラルボート。
船舶免許の取得から、中古艇の販売、保管、メンテナンスまで、マリンレジャーのトータルサポートが特徴。
総合カウンターの位置付けになっているブースで対応してくれるのは船木さん。
会場で配られているチラシにはボート免許取得の特別割引チケットが付いている。
通常価格より¥1万もお得なので、取得を検討している人はぜひ手に入れたいところだ。
【BMOジャパン】
ボートがずらりと並ぶなか、ロッドホルダーなど身近な製品に思わず目を引かれる。
そんなどこかホッとして、つい寄りたくなってしまうブースはBMOジャパン。 フィッシング専用アイテムを数多く展開している同社でイチオシ製品を紹介してくれたのは黒川さん。
注目は強化されたリチウムイオンバッテリーだ。
新製品の「リチウムイオンバッテリー6.6Ah」はこれまでの4.4Ahから容量をアップした強化版。
水深50m、オモリ80号の条件で300回の巻き上げを達成している。重量はわずか750g、片手で軽々持つことが可能。ブースには鉛バッテリーとリチウムの比較ができるコーナーが設置されている。
ひと目でその優れた能力を実感できるため、ぜひ触ってみてもらいたい
【トーハツ】
洗練されたロゴが輝く、シックでおしゃれな大人のブース。そんなイメージを迫力の広さで伝えてくるのはトーハツ。
このブースではプレジャーボート「TF-23Xα」を展示。全長は6.9m、全幅2.46mで、バウには広いキャスティングスペースを確保。
新設計フィッシングに最適な一艇になっている。リアドア を装備することが可能なため、風や飛沫を避ける空間を作りたい人には嬉しい。
バウバースは濡らしたくない荷物や長尺物を収納できる。または、マリントイレを設置してもいい。
イケスや物入れ、オプションの大型バウレールを装備すれば快適な釣りが約束される。