4月20日、今季初の金州に挑戦してきた。乗船したのは御前崎港第15増福丸で、金州でメジャーなジギングの他にもタイラバ・バチコン・サビキと様々な釣りを楽しませてくれた。釣って楽しい、食べて美味しい大満足な釣行となったのでその模様をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)
前情報と準備
今年の金州開幕はジギングの当たり年で、カンパチ・マダイ・ビンチョウなど良い釣果が多かった。しかし筆者が行く頃には状況が一転。潮が緩んだせいか水温が下がったせいか……、元気なのはサバとサメというタフな状況。
船長に色々伺うと、おススメのジギングタックルは2号で1.5号を背負えるライトジギングタックルがあればバチコンも楽しめるそうで、お土産釣りにはサビキが最適。

バチコンは一式貸してくれるとの事なので、ありったけのジグとタイラバ、不意の大物に備えて太めのアシストフック、教えてもらったサビキを用意して釣行に臨んだ。
タックル構成
筆者は2号ジギングタックル、3号ジギングタックル、1.2号タイラバタックルを用意したが、ジギング・バチコン・サビキとほとんどの釣りを2号ジギングタックルで行うことができた。

釣行レポート
4時15分集合したのちに出港、1時間半ほどで金州に到着する。6時半の竿入れに合わせて筆者はジギングからスタートした。
第一投からアタリがでるも乗らず悔しいスタートとなったが、同時に同船の方がナイスサイズのヒメダイを上げていた。魚の機嫌はまずまずの様である。
その後も何回か当たるが乗らず……、という事を繰り返していると魚探にアツい反応がある。「サビキとか良いかもしれないよ!」とアドバイスを頂いたのですかさずジグをサビキに付けかえ、落としてすぐの1mでいきなりソウダガツオがヒットした。
反応は出続けているのですぐに魚を処理してサビキを落とす。ここからが凄く、落とすたびにヒメダイ・サバ・ムロアジなどが当たるのである。「着底するまで落とす。当たらなかったら、適当に巻いて再び落とす」を繰り返すだけで凄く簡単に釣れてしまう。ギュンギュン引き込む良いアタリをとらえ、小型だがカンパチまで仕留めることができた。

サビキでは釣れすぎるくらいでお土産も十分となったので、船長が「金州のマジックアイテム」とまで言う、一押しのバチコンも試してみる。

初めてなので釣り方を教わると「着底させて水面まで上げながら誘ってくる。誘いは軽く。」との事なので見よう見まねでやってみる。こちらもアタリは頻発するのだがフッキングがうまく決まらずもどかしい。思ったよりゲーム性が高く思わず夢中になってしまった。上手く掛けるコツは竿を寝かせることで、竿の弾性を殺すことで徐々に掛けられるようになって行った。
この日はバチコンを試している方が多く、筆者はムロアジが中心だったが同船者はカンパチ・サバ・2kgありそうな巨大ヒメダイなど多彩な魚を切れ間なく、良い時間帯は入れ食いで釣りあげていた。

また、準備してきたタイラバ・ジギングにも挑戦してしっかりと結果を残すことができた。この日は潮が緩く150gで着底が取れる(比較的)イージーな状態。魚の反応はイージーでは無かったが、タイラバでアヤメカサゴを、ジギングではスマガツオなどを釣ることができた。