全国的にも人気のあるアオリイカをエギで狙うエギングゲーム。沖縄のエギングは他のエギングと仕掛けが異なります。そのため、離島のデカイカを狙う人向けにタックル、仕掛け、釣り方を紹介します。
エギングとは
エギという日本の古くから伝わるイカを釣るための疑似餌を使い、エサの小魚に見せかけて釣る釣りです。
シーズンは大きく分けて2回あり、秋の小型アオリイカの数釣りシーズンと春の大型アオリイカのシーズンになります。
道具も手軽で、ロッド、リール、エギがあれば釣りが可能です。
ディープエギングについて
アオリイカは大きく3種類存在しており、シロイカ型、アカイカ型、クワイカ型が存在しています。
日本列島で釣れるアオリイカはシロイカ型ですが、沖縄や鹿児島離島ではアオリイカの中でも最も大型になるアカイカ型が生息しています。
アカイカ型のアオリイカは光が当たる場所をあまり好んでおらず、ショアからでは夜等の暗い時間でしか釣れず、日中に釣ろうと思った場合、ボートに乗って深場を攻めなければいけません。
そのため、沖縄では60m~120mぐらいの水深での釣りとなり、ディープエギングという釣りが確立されたようです。
ディープエギングのタックルについて
ロッドについてはディープエギング専用ロッドが存在していないため、ライトジギングロッドやヘビークラスのひとつテンヤロッドまたはタイラバロッドを使用します。
浅場を攻める場合やシーアンカーを使う船を利用される場合は、ティップランエギング用でもよいのですが、ドテラ流しの船や100m以深を攻める場合等は仕掛けが重たいため、対応できません
リールについてはエギング用やシーバス用で問題ありません。
メーンラインについて、サメのいる海域の場合はPEライン2号前後、サメのいない海域の場合、PEライン0.8号以上を200m程度巻いておけば問題ありません。
リーダーについては4号~6号ぐらいでいいと思います。
エギについては5号前後のエギが一般的に使われるようです。
ただし5号のエギは本州では売っているお店が少ないと思うので、沖縄の釣り具店で購入するのがいいでしょう。
もちろん、3.5号のエギも使えるので、現地に持っていくとよいでしょう。
仕掛けについては、図のように作成し、一番下にナス型オモリの20号~40号をセットするようにします。
なお、エギを取り付ける際はスナップではなく、スプリットリングなどを使うとトラブル等が少なく、お勧めです。
釣り方について
釣り方については仕掛けを着底させた後、ロッドを大きく2,3回シャクりあげた後、イカのアタリを待ちます。
イカのアタリがなければ再度ロッドをシャクり、再びアタリを待ちます。
このとき、再度着底させる必要はありません。
この動作を3、4回繰り返し、仕掛けが10m程浮いたかなと思ったところで再び着底させます。
この着底からシャクリまでの動作を3回程繰り返し、アタリがないようであれば、30m程仕掛けを回収し、再び着底させます。
イカのアタリを待っている際、アタリがあればアワせを入れ、あとはゆっくりやりとりしながら釣りあげるのみです。