こんにちは!カワハギ釣りが大好きな高校生の荒井良乃介(よしのすけ)です。
小学4年生でこの釣りの面白さに惹き込まれて以来、週1回はカワハギの顔を拝まないといてもたってもいられず、毎週のように釣り船に乗り続けています。どうしてこんなことに……。よろしくお願いします!
なぜここまでにカワハギ釣りにこだわるのか?
「なんでそんなにカワハギばかり偏愛するの……」とよく言われます。
カワハギは器用にエサだけを食べてしまう「エサ取り名人」で、しばらくアタリがないと思って仕掛けをあげてみるものの、見事に釣り針だけになっていて唖然としてしまいます。
愛くるしい顔で釣り人をあざ笑うかのようなカワハギを見事に釣り上げてやったときの興奮は、他の釣りでは味わうことのできない独特な魅力があります。
そしてなによりは、カワハギが掛かったときの「ひき味の強さ」です。
ゆっくりふわふわ泳ぐ印象があるカワハギですが、扁平で背の高いカワハギの遊泳力は意外と侮れず、強烈な引きで釣り竿を絞り込んでくるのです。
25cmを超える良型になると、リールを巻く手が止まってしまうほどです!
それまでイワシや小アジしか釣ったことがなかった自分にとって、初めてカワハギを釣ったときの衝撃的な引き味は鮮烈で、今でも忘れられません。
一度味わったら忘れることのできない独特な感触を求めて毎週のように船に乗り込んでしまうのです……。
誰でも簡単に親しめる!
一般的に投げ釣りや船釣りでは生きたイソメを使うことが多いですが、カワハギ釣りでは剥いた生のアサリをエサとして使用します。
釣りエサによく使われるイソメやゴカイなどの虫エサは「気持ち悪いからさわれない……」と思われる方が多いですが、アサリは普段から食べ慣れている生き物ですし、動いたりしないため、グラグラと揺れる船の上でもハリにエサ付けを誰でも簡単にすることができます。
エサの付け方は、次の手順です。
1. 水管に刺す
2. ベロの薄い方に刺す
3. ワタの部分に針先を納める
釣りではエサの付け方も釣果に結びつく大切なポイント。
しっかり気を使いたいところですが、アサリは蠢いたり逃げ惑ったり猛り狂ったりしないので取り扱いも簡単。
自分は手先があまり器用ではないので、エサがアサリで良いというのは正直かなりありがたいところです。
素敵なゲストも!?
カワハギ釣りでは本命のカワハギ以外にも多彩な魚が掛かってきます。
シロギス、トラギス、カサゴ、ベラ、ホウボウなど、食味の良いものばかりで、ときにはタコがオモリを抱いて釣り上げられるサプライズも。
本命を狙う釣り方をしている中でも美味しいお土産を確保することもできますし、とにかく一日中なにかしらの魚のアタリが続くことが多いので、ずっと飽きずに楽しめるのもカワハギ釣りの魅力のひとつです。
突き詰めていくと更にハマる!
カワハギは数時間の釣行中にコロコロと食餌パターンを変えてくることが多く、ずっと同じ釣り方ではなかなか通用しません。
ひとつの狙い方で釣れなくなってくると、あの手この手でカワハギの気をひく釣り方を試していくことになります。
こうなってくるとエサの付け方ひとつでも釣果に差が出てくる、なんてこともあります。
カワハギが水中でどの泳層にいてどのようにエサをついばんでいるかを予想し、これに合わせた釣り方で狙う必要があります。
エサも取られるし魚はいるんだから簡単につれるはず! と思わせておいてやっぱり簡単ではない。
ちゃんとエサをつけてるし、釣り方も正しいのに……と思い込んでしまうとドツボにハマってしまうこともあります。
この上手くいきそうでなかなか思い通りにならないもどかしさが、カワハギ釣りの面白いところ。
釣れているヒットパターンを見極め、うまく状況に合わせることができれば、自分ひとりだけアタリが増えたりヒットが連発する状況を作り出すことも可能です。
「カワハギの行動パターンの読み」がぴったりハマったときは、もう興奮で頭の中が真っ白。
「ガガガガッ」という独特の強い引きが、確かにやり遂げたんだという充実感を与えてくれます。
まだまだ、カワハギ釣り、自分の中では始まったばかり。
カワハギ通いはやめられそうにありません。