さて、みなさんは今年の釣り初め行かれましたか?私は釣り始めの新春にピッタリなタイを狙いに!タイといっても今回狙うのはマダイではなくアマダイ(甘鯛)!お店では中々出会えないお魚に新春チャレンジです!
みっぴの新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
さて、みなさんはもう初釣りには行きましたか?
釣りをしていると、毎回のように朝日を見ますが、私は初釣りの際はこれから1年の釣りに対する想いや、感謝の気持ちを込めて、心のなかで拝むようにしています
みっぴの2019年初釣りは?
今回は、新年を飾るに相応しい〝タイ〟を狙いに行きました。
タイと言ってもその魚は、市場ではあまり出会うことのない高級魚。見た目は上品で味も最上級。自分でもこの10年で2回しか釣ったことがない魚です。
海の王様といえばマダイですが、こちらはどちらかといえば女王様のような気品があります。
その魚とはズバリ「アマダイ」!
名前の通り、刺し身にすると甘みがとても強く、昆布締めも絶品です。さらに、松笠揚げが有名なほど、ウロコまで美味しい魚なんです。
地元の九州では、専門に狙う船がほとんどなく、今まで鯛ラバや五目釣りでたまたま釣ったことがあるだけでした。
「どうしても関東の女王様に会いたい!」
そんな想いを持って、今回挑戦するため、サザンの聖地でもある、神奈川の茅ヶ崎にやってきました。季節は冬ですが、ビーチを眺めていると夏の歌が聴こえてくる気がします。
まごうの丸で出港!
まごうの丸から7時に出船。
雪化粧した富士山の美しい風景をボーっと眺めているうちにあっという間にポイント到着です。
専門に狙うのは初めてなので、いつものように船長に釣り方を教わりました。天ビンにオモリ80号、2本バリ2mの仕掛けをセットして、エサはオキアミを使います。
釣り方は、ベタ底すぎず、浮きすぎず、潮の流れを感じながらタナを調整することが大切とのこと。もし、エサのオキアミに砂泥が付くようなら少しタナを上げる。これを細かくチェックしながらアタリを待つ。
誘い方は、活性によって変わり、小さくシャクったり、またはオモリをドスンと底へ落として砂煙を上げるような方法も。
いろんなパターンを試すことにしました。
底まで仕掛けが落ちたのを確認し、イトフケを取ったら1.5m上げて、小さな誘いから始めました。
すると、しばらくして弱いアタリからドキドキの初ヒット。釣れてきたのはイトヨリ。
その直後、トモで良型の本命が上がりました。
やっと念願の本命!
その人は、わりと大きな誘いをしていたので、砂煙を立てるイメージでまねしてみました。この誘いがよかったのか、小さいながら初のアマダイを手にすることができました。
さっそく、ウロコが付いたまま開きにして海水につけ、しばらく船上で干しました。帰るころには、美味しい干物のできあがり。
じつは、これがやりたかったんです!
もっと大きなアマダイを釣るため、潮の流れを見ながらタナを変えていきます。
途中、いいアタリがきて上がってきたのは、美しい羽根を持ったホウボウ。
釣り上げたあと、グゥグゥと鳴いてとってもかわいい。見た目だけではなく、味も抜群なんですよ。
この日、私は1尾しか釣れませんでしたが、逆にこの結果に火がつきました。
「2019年は大きなアマダイを釣る!」今年の目標がいきなり1つできました。
みなさんの今年の目標は何ですか?この一年も素晴らしい釣りができますように願っています。
<週刊つりニュース関東版 秋丸美帆/TSURINEWS編>
▼この船について
まごうの丸
エリア:神奈川の茅ヶ崎エリア
出船港:茅ヶ崎港