東京湾金沢八景(瀬戸橋)の荒川屋では釣り場までの近さの利点を生かして、半日キス、半日LTアジ釣り(ライトタックルアジ釣り)乗合を出している。
忙しい人の短時間フィッシング、初心者の体験フィッシングにお勧めと言える。
4月17日(月)、午前LTアジに乗船。船中8人で2人が束超え。オキアミエサで挑んだ私も47尾を釣り上げることができた。
駅からすぐそばで気軽に参戦
船宿に到着したのは出船1時間前。
店内で女将とあいさつを交わし、店直下の船着場から半日アジの札が立った第一山下丸に乗船。
右舷5人の中央に私、トモ寄り2番に私と同じ越中島町内に住むエビ使いの名人・井上鉄男さんが入った。
午前7時半に、左舷3人、右舷5人の釣り人を乗せ、池島剛船長の舵取りで出港。
航程約15分でスローダウン。
八景と木更津の中間付近の釣り場に到着した。
LTでアジの数釣り満喫
「水深は23m。ビシは海底まで沈めて、コマセは底から振り出し、タナは底から仕掛け長さぶんプラス50cmに取ってください。はい、どうぞ」と投入OKの合図。
天気は曇り、風はなく海面はナギ。
笹緑色の潮は南東へ流れていたが、タナを取るとミチイトは真っすぐに立った。
私は付エサのオキアミを意識した自作仕掛けを使用。
ビシを海底まで沈め、約50cm刻みで上へ向ってコマセを振って海中にコマセの煙幕を作り、海底から3m上にビシが留めてアタリを待つ。
開始から2~3分後、船長から「左前でアタりました」と声がかかる。
見に行くと、15cm級のアジが抜き上げられた。
これに続いてミヨシ2番に入っていた秋元さんは、赤短エサで23cmのダブル。
ミヨシの中村さんは緑色のハリを使って25cm級を釣り上げた。
サバ交じりで美味しいアジを快釣
その後は船中のミヨシ寄りを中心に、サバが1割ほど交じっての入れ食い。
左舷ミヨシの秋谷さんは、25cm級アジ2尾と28cmサバ合計3点掛け。
これらの写真を撮っている間に、オキアミエサを付けた私の置き竿にもアジが一荷で掛ってきた。
私の隣の井上さんは、単発ながら15~25cm本命にイシモチが交じり連続ヒット。
小型電動リールを使って快適フィッシングを楽しんでいた。
対照的に秋谷さんと秋元さんは機械のように釣りまくり、開始から15分間にダブル、トリプルを3~4回達成してツ抜け。
その後も途中でアタリが遠くなる時間帯はあったものの、順調に数を伸ばしていた。
右舷トモの桑原さんは序盤こそ単発が多かったが、後半はコマセワークが効いて20~23cmのトリプルを披露。
途中でアタリが遠くなった私は、ビシを海底まで沈めてコマセワークをやり直す。
手持ち竿で誘いを続けると、本命のトリプルが2回。
午前11時の沖上がりまでに47尾のアジと4尾のサバを釣り上げた。
最終的な船中釣果は15~27cmアジが20~102尾。
竿頭は秋谷さんで、101尾の秋元さんが次頭。
ほかにサバ、イシモチなどが少し交じった。
<週刊つりニュース関東版APC・木津光永>