ナギと緩い潮回りがキモ!船カサゴ釣りで38尾!【愛知県・伊良湖沖】

ナギと緩い潮回りがキモ!船カサゴ釣りで38尾!【愛知県・伊良湖沖】

11月下旬から好スタートを切った愛知県・師崎港発の船カサゴ。寒さが本格化してきた現在、ぜひとも狙いたくなるターゲットだ。今シーズンの状況調査も兼ねて12月16日、まとばや丸にて旬のカサゴ狙いで乗船した。

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船釣り エサ釣り

カサゴ釣りは緩い潮回りで!

カサゴ釣りの鉄板条件は「ナギと緩い潮回り」。当日は冬とは思えないベタナギ予報で、しかも長潮と月に数えるほどしかない両方そろった絶好のコンディションだった。

当日はにぎわっており、多彩な引き出しを持つ山下晶安船長が操船する第8まとばや丸は、定刻の午前7時に出港。

航程約40分で伊良湖沖の朝日礁へ到着した。

「今日は久しぶりの穏やかな天気なので、伊良湖水道のど真ん中へ来ました。ここは満ち潮時には流れがでて釣りにくくなるポイントです。ギリギリまでやってみます。」との説明。

私は右舷のミヨシ3番目に釣り座を構えた。

カサゴ釣りタックル&仕掛け

タックルはサオがAブリッツネライMH240、リールはレオブリッツ300J、ミチイトはPE2号。

仕掛けはミキイト4号、ハリス2号30cm、ハリは金袖9号の胴つき3本バリが配付された。

この支給品はよくできているというのが経験からの感想だが、枝のビーズの穴が小さいためハリスの交換がしにくく、冬の海上で細かい手作業は困難が伴う。そのため、支給品と近しいスペックでミキイトを5号にし、さらに穴が広いダイワの快適DビーズマーキングLに替え、ハリスの交換を容易にした自作仕掛けを使用。

このミキイトと枝のアンバランスと、細軸の袖バリによって根掛かり時に枝だけ切れて、仕掛け全体を回収できるのだ。

オモリは60号。

カサゴ釣りのエサ

エサは冷凍のコウナゴと小ハゼが支給される。コウナゴが海中でクルクル回ると食いが悪くなるため、頭部の硬い部分から下アゴへハリを抜き、チョン掛けにすることが回転防止に効果がある。

私は冷凍サンマを持参し、それのみで終日通す。切り身も端にハリを掛けないと回転してしまうので注意が必要。

また、皮側から刺さないと、エサ持ちが悪くなることも覚えておきたい。

ここ3年、伊勢湾周辺のコウナゴ漁が絶不調のためか、数年前は一番信頼の高かったコウナゴよりも、今は切り身にカサゴの反応はいい。

モーニングサービスで連発!

午前7時45分、「水深は50m前後です。どうぞ。」との合図で開始。風がほとんどなく、遠くに見える工場の煙もほぼ真っすぐたなびいている。

いきなりブルン、ブルンと明確なアタリで20cm強のカサゴ。

続けて同サイズ。

大きい魚体のものから釣れるので型に不満はあるものの、魚影が濃いことは確信できる。

船中まんべんなく釣れており、モーニングサービスに突入だ。

潮上へ定位させる時間がもったいないくらいの入れ食いのなか、ガンガンと元気なアタリでポッチャリした23cm前後の良型が上がった。

見ると、最下と2番目のハリを両方くわえていた(笑)。食いしん坊だ。

続けざまに、着底と同時に大きなアタリ。リールを巻き始めるとギュギュンとサオがしなる。重連は間違いない重さだ。速度を落として慎重にリールを巻くと、3つの魚体が浮上。

痛快の3重連だった。

ナギと緩い潮回りがキモ!船カサゴ釣りで38尾!【愛知県・伊良湖沖】カサゴのトリプルヒット!

今度はガガンと鋭く仕掛けがひったくられた。獲物は首を振って抵抗するいい引きで、恐らくイネゴチだろう。

予想は当たり、40cm弱の良型がタモに収まった。

仕掛けを緩めると◎

このフィーバーも午前9時を過ぎたころから終息を迎え、それ以降は全く食わなくなってしまった。モーニングサービスで14匹上げたので、切りのいい15匹までいきたかったなと思った。

状況を見た船長から、「流れの緩い神島南西沖のコズカミ礁へ移動します。」とのアナウンスが入り10分弱で到着。「潮が緩むまで、この周辺で釣って待ちます。水深50m前後です。」と説明があり再開となった。

ところが、口を使う魚がいないんじゃないかと思うくらいの激渋モード。船長も10分置きぐらいで次々とポイント移動するが反応はない。

自然が相手。こんな時もある。

そんな折、右舷胴の人から「たくさん釣られますね。仕掛けを緩めると釣れますか!?」と聞かれ、次の2点を説明した。

直線的な縦の釣りよりも、仕掛けを緩めるハワセはラインのテンションも抜けるし、エサが自然に漂うので効果的。

両隣とオマツリにならない範囲で仕掛けを緩めることが基本。

理想は上の3本目、4本目のハリで食わせるイメージ。

混雑時や潮の流れが速い時は、枝間を30cm緩めるだけでもいい。

釣り好き同士。不思議な連帯感があるし、皆が楽しく釣れればいいと思う。当日の下船時、「終盤の好調時に教えてもらったことを実行したら、いつもより良く釣れました。」とのうれしい声をいただけた。

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