シーズン佳境の寒ビラメ釣り 潮の動き出しに63cm仕留めた【忠栄丸】

シーズン佳境の寒ビラメ釣り 潮の動き出しに63cm仕留めた【忠栄丸】

シーズン佳境を迎えた愛知・南知多のヒラメ狙いに忠栄丸から出かけた。今回は自作のトリプルチラシ仕掛けを使い、前半は苦労したものの深場へ移動してなんとか60cmオーバーの寒ビラメをキャッチ。その後もヒラメやマゴチを釣り上げ、納得の一日となった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・大橋浩)

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船釣り エサ釣り

忠栄丸で寒ビラメ釣り

2月21日、移動性高気圧に覆われて暖かくなるとの予報に、愛知・南知多町片名港の忠栄丸に予約を入れた。前回はハマチばかりだったので、今回は寒ビラメを釣りたいと思い、トリプルチラシ仕掛けを作った。

午前5時30分に釣り座の抽選があり、私は左舷大ドモに決まる。トリプルフックチラシ仕掛けをセットして、釣り人5人で定刻の6時30分に出船となった。

途中でエサのイワシを積み込んでポイントに向かっていると、急にエンジンがスローダウンして何事かとキャビンを出た。すると山下船長が、「ベイトの反応が出ているので様子を見る」とのこと。前回もトーノ瀬辺りで大船団が青物狙いで集結していた。

船中ビッグヒットも・・

当日の天候は冬晴れで微風、波高0.5mのベストコンディション。船長から、「水深44m。底で狙ってください」で一斉投入。私は親バリを生きのいいイワシの上顎のセンターに刺し、孫バリはフリーにして投入。右舷大ドモの釣り人が1投目からサオを大きく曲げて格闘しだしたので、私はサオを上げて様子を見ることにした。

何度も締め込みに耐えて少しずつ上げ、また締め込まれて助手の侑記君がタモを持ってスタンバイ。もうそろそろ姿が見えそうだと思った瞬間、ハリス切れとなった。

筆者にサワラがヒット

私の2投目、底に着いた仕掛けを少し持ち上げようとした時に一気に締め込み、「きた~」と右腕に力が入る。

イトが少しずつ引き出されるがサオを立てて我慢し、少しずつドラグを締めて上げ、また出されるのを繰り返す。リールを手巻きで残り10mほどになったが、急に軽くなり回収すると孫バリの3本目が切られ、ハリス8号がガサガサになって上がってきた。

シーズン佳境の寒ビラメ釣り 潮の動き出しに63cm仕留めた【忠栄丸】当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・大橋浩)

これがサワラの強さと認識して、次は絶対に釣り上げるとハリスをハイブリッドメタル4号の4本バリ仕掛けにチェンジした。

伊良湖沖で船中初ヒラメ

しかし、アタリがなく午前9時ごろに伊良湖沖の流し釣りポイントへ移動。水深95mで再開すると、いきなり「左舷ミヨシでヒラメが上がりました」とのアナウンス。

続けと集中するがアタリはなく、右舷大ドモの人が朝一と同様にサオを大きく曲げて格闘。これは大物だと思った瞬間またもやハリス切れ。ここにもサワラがいた。

私も続けと祈るが無反応で、「左舷ミヨシでヒラメが上がりました」とのアナウンス。私に小さなアタリはあったが食い込みまで持ち込めず、腕の悪さを実感した。

右舷ミヨシでサオを出していた4代目の侑記君がブリをゲット。続いて、「胴の間の人がヒラメを上げました」とのアナウンス。このころから潮が止まりだしてアタリすらなくなった。

筆者にも63cmヒラメ!

上げ潮が動きだした正午ごろにヒラメらしきアタリが出た。焦る気持ちを落ち着かせ、ググ~ッとの押さえ込みでアワせて重みを感じながらリールを手巻きで慎重に上げ、侑記君のタモへ誘導してヒラメ63cmをゲット。午後12時30分ごろ、小さなアタリで大丈夫かと心配しながらアワせて40cmのヒラメが上がる。

シーズン佳境の寒ビラメ釣り 潮の動き出しに63cm仕留めた【忠栄丸】船長がヒラメを締める(提供:週刊つりニュース中部版APC・大橋浩)

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