昨年初体験して、その楽しさと満足感にすっかり魅了されてしまった釣りと温泉&宴会パックツアー。12月9日(日)、仲間に誘われ東京湾の船宿を訪れた。今回はカワハギ釣りで開催だ。
カワハギ釣り満喫プラン
6時半、12人が集まり朝から釣り談議に花が咲く。
今回の釣り物は、その食味と奥深い釣り味で人気のターゲット・カワハギ。
今年の竹岡沖は、数・型とも好調をキープしていたが、少し前から群れが散ってしまい、難しい状況という。
この日は、初挑戦の大澤さんや、「まだまだ初心者ですが、カワハギ釣りが好きで好きでたまらないんです」という山元さん、岡村さん、高柳さんの4人にレクチャーして、ステップアップをはかってもらう目的で開催。
強風予報のため、貸し竿の4人は二人ずつ分かれて胴の間に入ってもらい、前後をみんなで囲んで、その時々のヒットパターンを教えあうことにした。
ビギナーズラック発動!?
7時に出船。
貸切のため、和やかな雰囲気の船上は、ほぼ全員が電車釣行のため、クルージング中、すでに宴会状態。
8時25分、竹岡沖水深24mでスタートフィッシング。
有薗さんと中山さんが4人のタックルの準備や、基本の底トントンの釣りを解説、大会で優勝経験のある村田さん、尚應さん夫妻をはじめ、川野さんや、山内さんは、それぞれ得意な釣り方で様子をみる。
しかし、ここではゲストのアタリもなく、「きょうはここ最近で一番厳しいかもね」などと話しているなか、今期初釣行と言っていた髙柳さんが船中1尾目の本命をゲット。さらに、初挑戦の大澤さんも、人生初の釣りで本命のカワハギをキャッチして大喜び。
反対舷でも、ビギナーの岡村さんと山元さんだけが本命を手にして、ベテラン勢は驚きと焦りを隠せない。
最初は「ビギナーズラックがあってよかったね」などと言いながらも「早く自分たちもいいところを見せなければ」と、言い合って、さらに色々なパターンを試すが、なかなか本命からのシグナルはこない。
そんな厳しい状況下、4人だけは淡々と良型を抜き上げるからびっくり。
しばらくして、やっと大石さんが本命を手にしホッとひと安心。
しかし、このあと私たちには厳しい時間が続き、10時半にようやく1尾目をキャッチ。
どんな大きな大会のときより嬉しい1尾になった。
チョイ宙フワフワで連発!
11時過ぎに、村田さんもなんとかファーストキャッチして安堵の表情。
そしてそのまま4連チャンをするところが、ベテランの凄さだ。
11時半ごろ、激流だった潮が緩むと、大石さんが「チョイ宙で食いました」と、教えてくれたので、底から30cmくらいのタナでフワフワ揺すり続ける釣りを試してみると、これが大正解。
これまで1尾しか釣れなかったことがウソのように、ゆすっているエサにガツガツ食ってくるアタリが出て、約30分で怒濤の7連続ヒットで6尾。
それを見ていた髙柳さんや大澤さんもすぐにコツをつかんだようで、楽しんでいた。この時合いに、川野さんが反対舷で連続ヒットさせながら、岡村さんにヒットパターンをレクチャーして面目躍如。
後半はみんなにアタって、13時半に大満足で沖上がりを迎えた。
船中釣果は、岡村さんが24.5cmの最大を含め、高柳さんと同数の8尾で竿頭。途中で昼寝をしていた山元さんも良型7尾をキープして満足顔。釣り自体が初めての大澤さんは5尾。
苦戦したベテランを尻目に、4人の貸し竿釣りガールが大金星となる結果となった。
<週刊つりニュース版 APC・奥野忠弘 /TSURINEWS編>