明石沖ボートジギング釣行で40cm級ツバス連打【兵庫】ビッグヒットは無念のバラシ

明石沖ボートジギング釣行で40cm級ツバス連打【兵庫】ビッグヒットは無念のバラシ

明石沖で青物回遊中との話を聞き、播磨灘へボートライトジギング釣行に出かけた筆者。狙い通り40cm級のツバス(ブリ)をキャッチ。重量級ヒットはバラシに終わるも、今後に期待が持てた釣行をレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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秋のジギングシーズン

秋のジギングシーズンが訪れました。播磨灘でのブリからツバスの狙い方には、様々な釣り方があります。その中でも金属の塊を躍らすジギングは、私の好きな釣り方です。誘いからアタリ、そして型物の引き味がすべてダイレクト感に満ちているようで、いよいよシーズンになりました。

今回は、関西でいうツバス(~40cm未満)、釣れたのは40cm近かったのでハマチ(40cm~60cm未満)の一歩手前というサイズでした。

播磨灘の青物の状況

8月初旬までは「おデブなハマチ」の群れが回遊して50cm後半のパワフルでうまいのが釣れたのですが、台風6号7号以降播磨灘から消えてしました。明石海峡も8月下旬には居残りの型物だけになり、群れの回遊はさっぱりどこかへ消えました。原因は、水温が27-28℃と高くなり、適水温の低いイワシが、避暑に移動したのをハマチが追いかけたと思われています。

9月になり水温が下降傾向で、明石沖が26℃台まで下がり始めると、まずは元気なツバス、小ハマチ(ワカシイナダ)から播磨灘に入ってきました。大きな群れではありませんが、釣れ始めたという情報が出てくると、ここまでさっぱりでしたので様子を見たく、噂のある明石沖のポイントをボートからライトジギングで探りました。

ライトジギングでツバス釣り

狙いは、40cm未満のツバスですから、ライトジギングが喰いも良いはずで、ライトなタックルとジグを用意しました。シルエットの小さい80-100gジグを、潮抵抗の少ない1.0-1.2号ラインで、水深40mまでのカケアガリでひらひらさせて狙います。明石海峡周辺の潮の流れが速いエリアだけにラインの潮抵抗は要素で、その選択は釣果を左右させます。

明石沖ボートジギング釣行で40cm級ツバス連打【兵庫】ビッグヒットは無念のバラシライトジギングのタックル(提供:TSURINEWSライター丸山明)

ツバスと言えどもブリの若衆、それなりに力強く引くので、ドラグ音を響かし、ライトロッドをしならせるやり取りが、おもしろいです。ライトタックルでも、小メジロ(小ワラサ)までならば対応しますので面白さがあります。

基本のアクション

基本のアクション、ワンピッチジャークで誘い上げるというより、ゆっくり大きく小さくジャークして誘い、フォールで食わせるというパターンです。シルエットの小さいジグは、ベイトが小さいこの時期にマッチしていて、ひらひらと弱ったイワシが落ちていく演出は、相応の効果で食い気を引き出します。

フォールからジャークした瞬間にガツンと喰ったり、落ちていくジグの重みが無くなった瞬間がアタリです。糸ふけを一気に取って、大きくアワセると、ライトロッドが大きく曲がり、ドラグ音が出ると思わずにっこりです。

ツバスが連発

さっぱり消えた青物、それが釣れ始めたという朗報が嬉しく、夜明けにひとり気ままに出航です。明石沖の狙いの釣り場に向かい、水深35mから20mへのカケアガリでジギングを6:30開始です。とにかく1匹釣るまでは、半信半疑な情報ですし、乗合釣り船も周囲にはいない貸し切りの海ですので、少し不安もあります。2ノット弱で流れる上げ潮、この潮がもう少し効き出して、2ノット超~3ノットごろに時合いでしょうが……。80gの小さいジグをフワフワひらひらと弱ったベイトを演出してやると、我慢ができなく喰って来るのがいるはずです。

明石沖ボートジギング釣行で40cm級ツバス連打【兵庫】ビッグヒットは無念のバラシ播磨灘で青物キャッチ(提供:TSURINEWSライター丸山明)

潮上に戻りふた流し目、水深27mでフォールに喰ってきました。小気味良い引きの38cmのツバスが1匹目。いたいた!消えた青物が喰って来た。再び、潮上から流し替え、続いて同寸が喰います。ここから時合いに突入で、久しぶりの楽しいジギングで、5匹釣り上げて嬉しくなりました。しかし、その間3回ハリ外れ、フックアウトです。腕は承知ですが、活性が低くかかりが悪いのもありそうです。

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