渡船を利用したことがない方は、予約の仕方や利用金額などわからないことが多数あるとおもいます。「そもそもどうやって沖磯に渡るの?」など、今回はそんな疑問や渡船利用時における注意点等を実体験も踏まえて書いていこうとおもいます。
渡船ってどんな船?
渡船(とせん)とは沖磯や沖波止(沖堤)、地磯や筏等歩いていくには困難な釣り場に渡してくれる船のことです。瀬渡し船や遊漁船などと呼ばれることもあります。
渡船の特徴としては、船首にタイヤなどのクッション材をつけ、キャビンが広く船尾の空きスペースに椅子がついている船が多いです。
クッション材を付けるのは、船から釣り場に人が渡る時、船首を瀬や波止に押し付けることで船を安定させるためです。船体の傷防止と衝撃暖和の効果があります。
キャビンが広かったり椅子が付いているのは、乗客が座る為です。
渡船情報の収集方法
情報収集の方法は、釣具屋で店員に聞くことやインターネットで調べるのがオススメです。釣り仲間がいればそちらで情報を得ても良いでしょう。
渡船のホームページに釣果情報や瀬の名前や位置情報等記載されていることがあるので予約前に調べておくことをオススメします。
予約の流れは、渡船屋さんに電話をし、釣行日と人数や狙いの魚を伝えます。
筆者が今まで渡船を使用した中でこれらを伝えれば大丈夫でした。希望の釣り場があればそれも伝え、集合時間や納竿の時間も確認しエサや道具など準備することをオススメします。
荷物はコンパクトに!
道具は出来るだけコンパクトに必要な物だけもっていくように心がけましょう。
ロッドケースとタックルボックスとエサバッカンの3点でまとめるのがベストです。
釣りの最中に釣具屋に行くことが出来る環境ではないので、心配性な方はついつい荷物が増えがちです。また、あの釣りもしたいこの釣りもしたいと欲張る方も荷物が多くなってしまうのでは?
ただ、乗客が多い時は各々の荷物だけでもかなりの量になります。船上のスペースは限られているのはもちろんのこと、これから説明する荷物のあげおろしにも大きく関わってくるので、一人一人の心がけが大切だと思います。
安全を考慮した服装を!
靴はスパイクブーツ又は、スパイクシューズでフローティングベストを着用しましょう。日常で使う靴などでは、磯場を歩く時かなりの確率で滑ります。
特にコケが生えていたり濡れているところでは大変危険なので、スパイクシューズをはくことをオススメします。
靴底が、ピンタイプやフェルトタイプやピンとフェルトとラバーが合わさったタイプなど種類があるので場面で使い分けましょう。